【広島の歯医者】高齢の方のホワイトニングにおけるポイント

歯科クリニックでホワイトニングを受けようとする方の中には、若い方だけでなく、当然ある程度お年を召された方もいるでしょう。

ここからは、高齢の方でもホワイトニングは受けられるのか、もし高齢の方がホワイトニングを受ける場合、どのようなポイントを押さえるべきなのかについて解説したいと思います。

目次

高齢の方でもホワイトニングは受けられる?

結論から言うと、高齢の方であってもホワイトニングを受けることは可能です。

歯科クリニックのホワイトニングは、18歳から受けることができる審美歯科治療であり、基本的に年齢制限の上限はありません。

そのため、歯や歯茎の状態が良ければ、60歳、70歳になってからでも施術を受けることができます。

実際、高齢になっても健康な歯を持っていて、審美面に強い関心がある方は、ホワイトニングを行っているケースが多いです。

高齢の方の歯が黄ばみやすい理由

若い時は白い歯だったにもかかわらず、年齢を重ねて歯が黄ばんでしまったという方は、加齢による以下のような原因が関係しています。

・エナメル質が薄くなる
・象牙質の黄色みが強くなる
・歯の亀裂ができる

エナメル質が薄くなる

歯の表面に存在するエナメル質は、ブラッシングや食事によって少しずつ擦り減っていきます。

その他、食材に含まれる酸によってもエナメル質は溶かされるため、年齢を重ねれば重ねるほど、薄くなるのが一般的です。

また、エナメル質が薄くなると、内側の象牙質における黄色が透けやすくなり、歯が黄ばんだように見えます。

象牙質の黄色みが強くなる

象牙質は、エナメル質とは違ってもともと黄色い色をしていますが、こちらの黄色みは加齢によって徐々に強くなっていきます。

そのため、歯の外側の組織が正常であっても、少しずつ黄色が透けるようになります。

歯の亀裂ができる

歯の表面をじっくり観察すると、細かな亀裂のようなものが生じていることがあります。

こちらは、加齢によって少しずつついた細かいキズであり、歯に亀裂が入ると、食べ物や飲み物の色素が沈着しやすくなり、黄色く見えることがあります。

加齢による黄ばみにもホワイトニングは効果的

上記のような加齢による歯の黄ばみにも、歯科クリニックのホワイトニングは優れた効果を発揮します。

黄ばんだ歯は年齢を感じさせるため、実年齢より老けて見えることがありますが、ホワイトニングで歯を白くすることにより、気分を若返らせ、アンチエイジング効果を得ることができます。

また、ホワイトニングは、専用のホワイトニング剤を使用し、内側から漂白することで歯を白くするため、歯を削る必要がありません。

そのため、高齢の方でも身体に負担をかけることなく、なおかつ大切な天然歯を守りながら、白く輝く歯を手に入れることができます。

高齢の方におすすめのホワイトニングの方法

高齢の方が、加齢による歯の黄ばみを白くしたい場合は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせたデュアルホワイトニングが有効です。

加齢による黄ばみの原因は、基本的に歯の内部にあります。

そのため、肉眼で見える変化を出すためには、ホームホワイトニングが欠かせません。

しかし、ホームホワイトニングだけでは十分な漂白効果が得られないことが予想されるため、こちらにオフィスホワイトニングを組み合わせることにより、理想の白さに近づけることが大切です。

高齢の方におけるホワイトニングの注意点

高齢の方がホワイトニングを行う場合、以下の点には注意しなければいけません。

・効果が出るのに時間がかかる
・施術の終了までに時間がかかる
・知覚過敏が出やすい

高齢の方は、若い方に比べてホワイトニングの効果が出るまでに時間がかかります。

色が変わり始めると、穏やか変化していき、最終的には平均的な成人のホワイトニングと同じくらいの効果が期待できますが、治療開始直後はなかなか効果を実感できません。

また、効果を実感するまでに時間がかかるということは、当然施術がすべて終了するまでの期間も長くなるということになります。

ちなみに、高齢の方の歯は、ひび割れや摩耗が見られたり、歯茎が下がって歯根が露出していたりと、歯がしみやすくなっていることが多々あります。

そのため、知覚過敏がある場合はオフィスホワイトニングを選択し、痛む部分はなるべく避けて施術を行うのも一つの方法です。

歯科クリニックでのホワイトニング開始前に、硝酸カリウムが配合された歯磨き粉を使用したり、ホワイトニング後に知覚過敏抑制剤を塗布したりすれば、ある程度症状は軽減されます。

まとめ

ここまで、高齢の方におけるホワイトニングのポイントについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

年齢を重ねているからといって、それだけの理由でホワイトニングを行うことをためらう必要はありません。

ただし、簡単に満足のいく効果を得ることは難しい点や、歯や歯茎の状態によっては、ホワイトニングの選択肢が狭まってしまうことなどについては、前もって理解しておきましょう。

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