オフィスホワイトニングを受けようとする方は、事前にどれくらい費用がかかるのかをチェックしていくケースがほとんどだと思います。
しかし、こちらのチェックが甘いと、想像以上に費用負担が大きくなるため、注意してください。
今回は、オフィスホワイトニングの費用が思ったより高くなる理由について解説します。
オフィスホワイトニングの費用相場
オフィスホワイトニングは、専門訓練を受けた歯科医師や歯科衛生士が、歯の表面の着色を除去してくれる治療法です。
歯科クリニックでしか扱えない特殊な薬剤を使用することで、歯の表面を研磨し、白くしたり、歯の色素を除去したりすることができます。
また、こちらの費用は各歯科クリニックによって異なりますが、平均的な価格帯は30,000~80,000円程度です。
オフィスホワイトニングの費用が思ったより高くなる理由5選
オフィスホワイトニングの費用相場はお伝えした通りですが、事前に費用をチェックしたにもかかわらず、それよりも金額が高くなってしまうというケースがあります。
こちらの原因としては、主に以下のことが挙げられます。
・初診料、カウンセリング料がかかった
・クリーニング代がかかった
・メンテナンス料がかかった
・デンタルケアグッズの購入が必要になった
・途中で通わなくなった
初診料、カウンセリング料がかかった
オフィスホワイトニングを行う前には、まず現在の歯の状態や色味をチェックしてもらう必要があります。
そのため、初回の来院でいきなりホワイトニングをすることは少なく、初診料やカウンセリング料がかかることを理解しておきましょう。
また、歯科クリニックが公開しているホワイトニング代の中には、こちらの初診料やカウンセリング料が含まれていないこともあり、発生を想定していなければ、想像よりもトータルの金額は高くなります。
ちなみに、オフィスホワイトニングの前に歯のチェックを行う理由は、問題なくホワイトニングを進めるための検査だからです。
例えば、初診の状態確認で虫歯が見つかった場合、虫歯治療が優先されることがあります。
こちらは、虫歯がある状態のまま治療をすると、歯がしみることや、痛むことの原因になり得ます。
クリーニング代がかかった
オフィスホワイトニングの施術前に、タバコのヤニや歯石などを取り除くことで、ホワイトニングの効果がアップすることがあります。
また、こちらも初診料などと同じで、ホワイトニング代に含まれていない場合、思ったより金額が高くなることが考えられます。
ちなみに、オフィスホワイトニング前に行われるクリーニングは審美目的であるため、基本的に自由診療です。
こちらの費用については、10,000円程度が目安です。
メンテナンス料がかかった
オフィスホワイトニングを行うことで、自身の理想に近い白い歯を手に入れることができます。
しかし、そのまま放置していると、2~3ヶ月経過した時点で、徐々に元の色に戻り始めます。
そして、1~2年もすると、元通りの色になってしまいます。
そのため、少しでも白い状態を維持するために、3ヶ月~半年に1回くらいのペースで、歯科クリニックのメンテナンスを受けなければいけません。
こちらは、1回あたり数千~30,000円程度かかるもので、あらかじめ想定していなければ、費用が高くなる原因になります。
デンタルケアグッズの購入が必要になった
歯科クリニックでオフィスホワイトニングを受けた後も、患者さんは自宅でセルフケアを継続しなければいけません。
特に、ホワイトニング直後は歯が着色しやすい状態になるため、ブラッシングなどのケアが不可欠です。
また、歯科クリニックでは、こちらのセルフケアに必要な歯ブラシや歯磨き粉を販売しているケースもあります。
こちらを購入する場合には、当初の予定よりもオフィスホワイトニングの総額が高くなります。
ちなみに、歯科クリニックで販売されているデンタルケアグッズの中には、ドラッグストアなどで購入できない効果の高い製品もあります。
ただし、金額は少し高めなものが多く、数千円程度はかかることが多いです。
途中で通わなくなった
オフィスホワイトニングは、すべての処置を歯科クリニックで受けるものです。
また、比較的早期に希望の白さが得られるケースが多く、早ければ1回で希望の白さに近づくこともあります。
しかし、1回で希望の白さになったからといって、歯科医師の指示を無視して2回目、3回目の治療に通わなくなると、コーティングなどが行われていないことから、すぐに後戻りが始まる可能性があります。
また、このような行動は、一からオフィスホワイトニングをし直さなければいけないことにもつながり、こうなると当然想定よりも費用が高くなります。
まとめ
ここまで、オフィスホワイトニングの費用が思ったより高くなる理由について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
歯科クリニックの料金表を見るときは、まずその金額がオフィスホワイトニングの費用相場と乖離していないかを確認しましょう。
また、追加料金が発生しないかどうかも、ホームページや歯科医師への質問によって確認しておくべきです。