【広島の歯医者】神経のない歯を白くすることはできるのか?

何らかの理由により、歯の神経を失ってしまったという方は少なくありません。

また、歯は神経を失うと審美性が下がる可能性が高く、このような歯を審美歯科治療で白くしたいという方は多いでしょう。

では、神経のない歯を白くすることはできるのでしょうか?

今回はこちらの点について詳しく解説します。

目次

歯の神経を失ってしまう理由

歯の神経を失う理由は主に以下の4つです。

・虫歯が歯の神経に達した
・歯への強い力が加わった
・歯ぎしり、食いしばり
・歯周病

歯の神経を失う理由でもっとも多いのが虫歯です。

虫歯を放置していると、歯の神経まで虫歯が到達してしまい、細菌感染を起こします。

細菌感染を起こした歯の神経は、後に死滅してしまいます。

また、衝突や転倒などによる外部からの衝撃により、歯の神経が死んでしまうこともあります。

歯ぎしりや食いしばりによる衝撃も同様です。

その他、歯周病が重度になると歯周ポケットの中から細菌が繁殖し、その細菌が根っこの先から侵入して神経の壊死を引き起こすこともあります。

神経がない歯はなぜ変色するのか?

神経を失った歯は、通常の歯と違って歯に栄養が行き届かないため、黒っぽく変色します。

歯の内部には歯髄腔と呼ばれる神経の通っている部分があり、そこには神経と血管があります。

神経を失うもしくは除去すると、神経と血管を取ることになるため、歯は血液から栄養を得ることができません。

その結果、見た感じは虫歯のような色合いに変色してしまいます。

神経のない歯のホワイトニングはできる?

結論から言うと、神経のない歯は歯科クリニックで受ける通常のホワイトニングでは白くできません。

なぜなら過酸化水素、過酸化尿素の効果がほとんどないからです。

歯を白くしたい方が最初に思いつく施術と言えば、やはりホワイトニングだと思います。

しかし、神経のない歯は、ホワイトニングの薬剤における成分の効果をあまり得ることができません。

歯の状態によっては、施術した直後に白さを感じる場合もあります。

ただし、後戻りするスピードが早いため、実質効果を得ることはできないと言っても良いでしょう。

また、通常のホワイトニングで白さを維持するには、半年~1年のサイクルで再度施術を行う必要があります。

したがって、一般的なホワイトニングで無理に神経を失った歯を施術しても、極めて費用対効果が悪くなります。

セルフホワイトニングで白くすることは可能?

セルフホワイトニングは、自宅やサロンなどで行うホワイトニングです。

セルフホワイトニングも歯科クリニックのホワイトニング同様、神経のない歯を白くすることはできません。

なぜなら、セルフホワイトニングでは炭酸カルシウムや重曹などが使用されるからです。

炭酸カルシウムや重曹は、歯の表面に付着した着色を除去する役割があります。

一方で、歯そのものを白くする効果は期待できません。

歯の神経を失ったことによる変色は、着色とはまた別のものです。

そのため、市販のホワイトニング製品を使ったり、サロンに通ったりしても変色した部分は白くなりません。

神経を失った歯におすすめの治療

神経を失った歯におすすめの治療は、セラミック治療です。

セラミックは、強度と身体へのなじみやすさを兼ね備えた材料です。

天然歯のような自然な色味を出すことができ、金属アレルギーも起こりません。

また、セラミック治療には主に以下のような種類があります。

・オールセラミック
・ハイブリッドセラミック
・ジルコニアセラミック

オールセラミックは、名前の通りすべてがセラミックでできている素材で、極めて天然歯に近い見た目を実現できるのが特徴です。

ハイブリッドセラミックは、セラミックにプラスチック素材であるレジンを加えたものです。

保険診療のレジンとオールセラミックのちょうど中間くらいの透明感、耐久性を持っています。

ジルコニアセラミックは、人工ダイアモンドとも呼ばれるジルコニアを含む素材で、セラミックの10倍以上もの強度があります。

上記のような素材の詰め物や被せ物を装着すれば、神経がない歯でも白くキレイに見せることができます。

ラミネートベニアもおすすめ

神経がない歯を白くしたい場合、ラミネートベニアもおすすめです。

ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、その上から薄いセラミックの人工歯を貼り付ける治療です。

ホワイトニングなどで白くできなかった歯であっても、ラミネートベニアなら対応できます。

また、ラミネートベニアは前歯を薄く削って型を採りますが、このときには形も整えられます。

つまり、施術によって歯並びもキレイにできるということです。

まとめ

神経のない歯は歯科クリニックでのホワイトニング、セルフホワイトニングでは白くできません。

しかし、歯を白くする方法はホワイトニング以外にもあります。

例えば、セラミック治療やラミネートベニアなどを行うことで、神経がなくても理想の白い歯を手に入れることは可能です。

もし、神経のない歯を白くしたいのであれば、まずは歯科医師に相談しましょう。

そうすれば、予算を含む要望に合った治療法を提案してくれます。

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