ホワイトニング直後の歯はとても敏感であるため、これまで通り食事を摂っていると後戻りのリスクが高まります。
特に、カレーやコーヒーといった色が濃いものには注意しなければいけません。
またホワイトニング直後には、他にも食べない方が良い意外なものが存在します。
今回はこちらの内容について解説します。
ホワイトニング直後に食べてはいけない意外なもの6選
ホワイトニングを受けた直後は、以下の食べ物を避けるようにしましょう。
・レモン
・豆腐
・緑黄色野菜
・ビーツ
・炭酸水
・お酒
各項目について詳しく説明します。
レモン
ホワイトニング直後に食べてはいけないものとしては、まずレモンが挙げられます。
レモンはビタミンなどの栄養が豊富な果物として知られていて、色も薄いですが、非常に酸性の強い食べ物です。
ホワイトニング直後に酸性の強いものを食べると、歯の表面のエナメル質が溶ける脱灰という現象が起こる可能性があります。
脱灰は着色を助長させるだけでなく、初期虫歯のきっかけにもなるため、基本的に酸性の強いレモンの摂取は避けなければいけません。
豆腐
豆腐は真っ白な見た目のため、ホワイトニング直後に食べても問題ないように思えますが、実際は着色のリスクがあります。
その理由は、ポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれているからです。
ポリフェノールは、赤ワインなどにも含まれる着色を起こしやすい成分ですが、大豆製品に含まれるイソフラボンも同じ種類のものです。
そのため、ホワイトニング直後に食べると歯の黄ばみにつながります。
ちなみに、液状にした豆乳も同じように歯の黄ばみにつながる可能性があるため、注意してください。
もちろん、大豆が含まれた食品はすべてNGです。
緑黄色野菜
ホワイトニング直後に食べてはいけない意外なものとしては、緑黄色野菜も挙げられます。
緑黄色野菜と言えば、数ある野菜の中でも栄養があることで有名です。
例えばカボチャは免疫力向上の効果や抗酸化作用がありますし、ニンジンは目・皮膚の健康維持や腸内環境の調整、風邪や貧血の予防効果などがあります。
しかし、緑黄色野菜は着色性食品に該当するものであり、ホワイトニングの観点でいうと決しておすすめの食品ではありません。
カレーやコーヒー、キムチなどと同じように、摂取するとホワイトニング直後の歯に着色が見られる可能性があります。
ビーツ
ビーツも緑黄色野菜と同じく、着色性食品にあたるものであるため、ホワイトニング直後の摂取は控えるべきです。
ビーツは、鮮やかな赤みをした根菜です。
ラディッシュのように表面のみが赤いものではなく、半分に切っても内部まですべて赤く染まっているのが特徴です。
日本ではあまりなじみのない野菜ですが、ロシア料理などではよく使用され、食卓に彩りをもたらすものとして重宝されています。
近年では、ビーツを使用したサラダやスープなどをネットのレシピで目にすることも多いため、ホワイトニングを受ける方は念のために覚えておきましょう。
炭酸水
ホワイトニング直後の食事では、食べ物だけでなく飲み物の摂取にも注意を払う必要があります。
中でも気を付けたいのは炭酸水です。
炭酸水は色も透明ですし、「水とそれほど変わりないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ホワイトニング直後は摂取すべきではありません。
理由はレモンと同じく、酸性が強いことによって脱灰が起こるリスクがあるからです。
ちなみに、炭酸水で歯磨きをすると歯が白くなると言われていますが、こちらも控えるべきです。
確かに、炭酸水の材料となる重曹には研磨作用があり、歯の汚れを浮かせてキレイにする効果があります。
しかし炭酸水で歯を磨くと、研磨作用によって歯の表面が傷ついてしまい、その傷に汚れが入り込むことで余計に黄ばみやすくなるおそれがあります。
一時的に歯を白くすることができても、長い目で見るとかえって逆効果になる可能性があるため、注意してください。
お酒
ホワイトニング直後の食事では、お酒の摂取もなるべく控えるようにしましょう。
お酒の中でも、もっともホワイトニングと相性が悪いのが赤ワインです。
こちらはポリフェノールを多く含んでいて、ホワイトニング直後の敏感な歯が着色する原因になります。
また白ワインや日本酒、焼酎などは飲んでも良いという説もありますが、すべてのアルコールには揮発性があります。
そのため、摂取すればするほど歯が乾燥し、後戻りのリスクは高くなります。
もしホワイトニング直後にお酒を飲むのであれば、色が薄いものを少量飲む程度にとどめておきましょう。
まとめ
ホワイトニングを受けた直後は、色の濃い食べ物や飲み物だけ避けていれば良いというわけではありません。
各食品の成分や特徴をチェックし、ホワイトニング直後の歯にとって良くないものは徹底的に避ける必要があります。
また食事の前には少し水を飲み、口内を湿らせて着色しにくい状態にするのがおすすめです。
もちろん食事をした後は、すぐに歯磨きやうがいを行い、後戻りが起こるのを防止しましょう。