オフィスホワイトニングは、もっともポピュラーなホワイトニングの方法です。
歯科クリニックで光の照射や薬剤を駆使し、比較的短期間で白い歯をつくり上げます。
しかし、オフィスホワイトニングも決して完璧な治療法ではありません。
今回は、オフィスホワイトニングの意外な注意点について解説します。
オフィスホワイトニングの意外な注意点6選
これからオフィスホワイトニングを受けようと考えている方は、以下のような意外な注意点についても把握しておくべきです。
・奥歯に適用させるのが難しい
・歯科クリニックの技術が仕上がりに影響する
・すぐに治療を受けられない可能性がある
・セラミックの方が白くなる可能性がある
・都度治療費がかかる
・好きな時間に治療できない
各項目について詳しく説明します。
奥歯に適用させるのが難しい
オフィスホワイトニングにより、奥歯を白くすることは難しいです。
こちらは治療に用いる器具が関係しています。
オフィスホワイトニングでは、薬剤の他に光の照射を利用しますが、奥歯は粘膜に近く、光がなかなか届きません。
そのため、施術の対象から外れるケースが多いです。
つまりオフィスホワイトニングで施術できるのは、最大で上下各10本、あわせて20本ということになります。
歯科クリニックの技術が仕上がりに影響する
オフィスホワイトニングのメリットは、歯科クリニックの医師に施術を任せられるという点です。
しかし、こちらは医師の技術が仕上がりに影響すると言い換えることもできます。
つまり技術が低い歯科医師に当たってしまうと、思うような効果を得られない可能性が高いということです。
もちろん、まったく白くならないというケースは極めて稀ですが、患者さんが思っていた仕上がりにならないことは十分に考えられます。
そのため、歯科クリニック選びは口コミサイトなどを見ながら慎重に行わなければいけません。
すぐに治療を受けられない可能性がある
オフィスホワイトニングの意外な注意点としては、すぐに治療を受けられない可能性があるということも挙げられます。
なぜなら、口内環境が良くない場合、先にそちらを治療しなければいけないからです。
例えば重要な面接や仕事など、特定のイベントの直前に歯を白くしたいと思って歯科クリニックに行っても、虫歯や歯周病があればオフィスホワイトニングは受けられません。
オフィスホワイトニングで使用する薬剤が患部に触れると、虫歯や歯周病の症状が悪化するおそれがあります。
そのため、なるべく普段から歯科クリニックの定期検診に通い、虫歯や歯周病がない状態をキープしておきましょう。
セラミックの方が白くなる可能性がある
審美治療には、ホワイトニング以外にもセラミック治療があります。
またオフィスホワイトニングを行う場合、セラミックの方がより白くなることが考えられます。
オフィスホワイトニングの場合、どれくらい白くなるかにはかなり個人差があります。
理想の白さを手に入れられる方もいれば、思いの外白くならない方もいます。
一方、セラミック治療は歯を白くする施術ではなく、すでに完成しているセラミックの補綴物を装着するものです。
そのため、基本的には患者さんによる仕上がりの違いはほとんどなく、ほぼ確実に白い歯を手に入れることができます。
都度治療費がかかる
都度治療費がかかるというのも、オフィスホワイトニングにおける意外な注意点です。
ホームホワイトニングの場合、全体の費用が10万円程度とされているのに対し、オフィスホワイトニングは1回の施術で30,000~50,000円ほどかかります。
またオフィスホワイトニングは即効性が高いですが、効果を実感するまでには3~6回ほど施術を受けなければいけません。
このように都度治療費が発生するため、オフィスホワイトニングの方が費用は割高になる傾向にあります。
好きな時間に治療できない
オフィスホワイトニングは、ホームホワイトニングと違って好きな時間に治療することができません。
前もって歯科クリニックで予約を取り、その時間に合わせて通院することで、初めて受けられます。
また遠くの歯科クリニックを選んだ場合、通院だけでもかなりの時間を要します。
さらに人気の歯科クリニックの場合、そもそも予約が取れず、初めて通院するのが数ヶ月後などになることも考えられます。
もちろん、人気の歯科クリニックは多くの患者さんで混み合っているため、予約をしてもその時間に施術を受けられるかどうかわかりません。
ホームホワイトニングは、自宅でいつでも好きな時間に施術できるため、日頃忙しい方はホームホワイトニングを選ぶことも検討しましょう。
まとめ
オフィスホワイトニングを選ぶ方の中には、「もっとも人気だから」といった安易な理由で選択する方もいるかもしれません。
人気の施術に惹かれる気持ちはわかりますが、それだけで治療法を選択するのは危険です。
ホームホワイトニングやデュアルホワイトニングなど、他の治療法と把握しなければ、自身にもっとも合っている治療法を選択できません。