【広島市中区宝町の歯医者・矯正歯科】歯並びを悪化させる生活習慣について

両親の歯並びが良くない場合、その子どもも同じように歯並びが悪くなることがあります。

こちらは、骨格や歯の大きさなどが遺伝していることが理由です。

また、歯並びは遺伝だけでなく、他の原因によっても悪化することがあります。

今回は、歯並びを悪化させる主な生活習慣について解説します。

目次

歯並びを悪化させる生活習慣7選

以下のような生活習慣は、歯並びを悪化させたり、それに伴うデメリットを生じさせたりするため、注意が必要です。

・口呼吸
・舌癖や食いしばり
・頬杖や猫背
・片噛み癖
・バッグを同じ肩にかける
・横座り
・足を交差して立つ

各項目について詳しく説明します。

口呼吸

口呼吸によって口が開いたままの状態になると、口元や舌の筋肉が衰えます。

筋力が低下すると、前歯が前方に倒れやすくなり、出っ歯を発症するリスクが高まります。

また歯並びや噛み合わせが悪いことで、口呼吸になってしまうという逆のパターンもあります。

歯並びが悪く口を閉じにくい場合、必然的に口呼吸の状態になりやすいです。

ちなみに口呼吸は、歯並びを悪くするだけでなく、風邪やインフルエンザにかかりやすくなったり、口臭の原因になったりすることもあります。

舌癖や食いしばり

舌を噛んだり、舌で歯を押したりといった舌癖や、歯ぎしり・食いしばりなどがあると、歯並びが悪くなります。

こちらは、歯に力がかかることにより、少しずつ動いてしまうことが理由です。

また歯ぎしりや食いしばりについては、歯が擦り減ったり、割れたりする原因にもなります。

ちなみに歯ぎしりや食いしばりは、日中ではなく就寝時に行っているケースが多いです。

そのため自身に症状が出ていることに気付かず、いつの間にか歯並びが悪化していたり、顎関節症を発症していたりすることもあります。

頬杖や猫背

頬杖は下顎の位置を無理やり変える行為であり、口周りの筋肉や顎関節に大きな負担をかけます。

また頬杖によって安定して噛める位置がわからなくなると、噛み合わせが崩れて徐々に歯並びにも影響が出ます。

さらに姿勢の癖では、猫背にも注意が必要です。

なぜなら、猫背の状態では安静位にならないからです。

下顎は顎関節引っかかった状態でぶらさがっていて、筋肉の力によって上下左右に動きます。

背筋をまっすぐにして座り、リラックスしながら口を少しだけ開けた状態は、もっとも負担がかからない位置とされていて、専門的には安静位といいます。

しかし猫背の場合、どれだけ気持ちがリラックスしていても下顎が前にずれるため、安静位は取れません。

噛む位置が変わることから、噛み合わせや歯並びが悪化するリスクも高いです。

片噛み癖

片噛み癖は、左右いずれかの歯ばかりで食べ物を噛んでしまう癖であり、こちらも歯並びの悪化につながります。

片方の歯ばかりで噛んでいると、力の加わり方が不均一になり、歯並びが悪くなったり顎が歪んだりすることがあります。

また、片噛み癖は無意識で行うことが多いですが、虫歯や歯周病がある方は痛みを避けるため、意識的に行ってしまうこともあります。

この場合、虫歯や歯周病を治療しなければ片噛み癖は治りませんし、口内環境はどんどん悪化していく一方です。

バッグを同じ肩にかける

バッグをいつも同じ肩にかける習慣がある方は、歯並びを悪化させやすいです。

こちらは身体の重心がずれてしまい、次第に歯並びの悪化につながるという仕組みです。

例えばショルダーバッグやトートバックは、同じ肩にかけ続けることで、左右いずれか一方の肩にのみ負荷がかかります。

それでも続けていると次第に身体の重心が崩れ、骨格が歪む可能性があります。

また全身のバランスが崩れると、頭の重心位置もずれてしまい、最終的には顎のバランスや歯並びの悪化を生じさせます。

横座り

横座りとは、正座の状態から、左右のいずれかに腰をずらして足を崩す座り方をいいます。

主に女性は横座りをしがちですが、毎日のように行っていると、腰と背骨がねじれてしまいます。

片方の足の方に身体をずらしたとき、骨盤は逆側が下に傾きます。

またこのとき身体はバランスを取るために、無意識に肩を下げますが、そうすると背中がカーブを描き、骨盤と背骨に大きな負担がかかります。

やがては全身が傾き、最終的に顔や歯並びにも悪影響を与えてしまう可能性があります。

足を交差して立つ

立ち話や信号待ちの際などに、足をクロスさせて立つ方がいますが、こちらは関節や骨盤への大きな負担になります。

そして全身のバランスを崩し、歯並びや噛み合わせまでも歪ませる原因になります。

ちなみに足をクロスさせて立つことには、足がむくんで太く見える、骨盤が歪んで痩せにくくなるといったデメリットもあります。

まとめ

歯並びを悪化させる生活習慣は、あらゆるシーンに潜んでいます。

また口に直接関連するような癖であれば、まだ意識的に改善できそうなものですが、予防すべきなのはそれだけではありません。

全身の歪みにつながるような習慣もあわせて避けなければ、歯並びが悪化するだけでなく、健康状態にも悪影響を及ぼすことが考えられます。

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