【広島市中区宝町の歯医者・矯正歯科】歯並びの悪さと消化不良の関係とは?

歯並びが良くない方は、口内だけでなく、全身にさまざまな影響が出ることがあります。

その一つが消化不良であり、こちらは単純に食べ物をきちんと消化できないだけでなく、あらゆる体調不良を引き起こします。

今回は、歯並びの悪さと消化不良の関係を中心に解説したいと思います。

目次

歯並びが消化不良を引き起こす仕組み

歯並びの良し悪しは、見た目の美しさだけでなく、消化にも影響を与えます。

歯には、咀嚼をして食べ物を細かく砕く役割があります。

そのため、歯は消化器官の一つと捉えられることもあります。

また歯並びが悪いと、上下の歯が噛み合ったときにズレが生じるため、食事の際に食べ物がうまくすり潰せなくなります。

特に奥歯の噛み合わせが悪い場合は、このような問題が顕著に現れます。

そして、食べ物が小さくならないまま飲み込むことで、胃が食べ物を消化するのに時間がかかり、胃に負担をかけてしまいます。

その結果、消化不良を引き起こします。

歯並びの悪さは栄養不足にもつながりやすい

歯並びの悪さは、消化不良から来る栄養不足にもつながりやすいです。

口の中は、唾液に含まれる酵素によってデンプンを消化する役割があります。

唾液は咀嚼によって分泌量が増えるため、しっかり噛めない場合はデンプンの消化も悪くなってしまいます。

またきちんと消化されなかった場合、栄養素が小腸で吸収されにくくなります。

結果的に栄養不足を招き、新たな身体の不調や疾患の原因になることも考えられます。

つまり歯並びが悪いと、身体の内側から大きな負担がかかるということです。

消化不良によって生じる症状

歯並びの悪さによって消化不良が起こると、以下のような症状が現れます。

・気持ち悪い
・胃に違和感や不快感がある
・ゲップが出る
・胸やけがする
・お腹の膨張感がある
・食後に胃もたれする
・胃がキリキリ痛む
・食欲が湧かない
・体重が減る
・吐き気がする など

通常、消化不良が生じたとしても、早急に医療機関への受診が必要になることはありません。

一時的な症状であることが多く、時間の経過とともに改善するケースがほとんどです。

しかし、歯並びの悪さが消化不良につながっている場合、一度改善しても再び上記のような症状が出る可能性が高いです。

そのため、歯並びの悪さそのものを改善しなければ、いつまでも同じような症状に悩まされることになります。

歯並びを良くすると胃腸が元気になる

前述の通り、歯並びが悪いと口腔は消化器官としての役割を十分に果たすことができません。

一方、歯並びを良くすることで、消化器官としての機能を向上させられます。

歯並びが悪い方は噛み合わせも悪いことが多く、歯本来の力を発揮できないばかりか、よく噛むということもできません。

歯並びを治せば、このよく噛むということができるようになります。

またきちんと噛むことができれば、唾液と一緒に消化酵素であるアミラーゼも多く分泌されます。

アミラーゼは食べ物を消化しやすい状態にしてくれるため、胃腸への負担も軽減され、結果として胃腸の具合の悪さや不快感もスッキリします。

ちなみに、よく噛むことで満腹中枢が刺激されるため、肥満の防止や解消にもつながります。

まずは歯並びの悪さを改善しよう

消化不良による体調不良が生じている方は、歯並びの悪さを改善する必要があります。

ただし歯並びを自力で治すことは、残念ながらほぼ不可能です。

無理に自身で歯を動かそうとすると、歯や歯茎に深刻なダメージを与えかねません。

そのため、歯並びをキレイにするのであれば、必ず矯正治療を受けましょう。

矯正治療の方法は、大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正の2種類です。

ワイヤー矯正は金具を固定するため制限が多いですが、難しい歯並びを治療するのには向いています。

一方、マウスピース矯正は自己管理が必要ですが、透明なマウスピースを装着するだけであるため、矯正しているのをあまり知られたくないという方にピッタリです。

歯並びを改善しても消化不良が治らない場合は?

矯正治療で歯並びを改善したにもかかわらず、消化不良が治らないという場合は、別の原因で消化不良が起こっている可能性があります。

例えば毎日のように暴飲暴食をしたり、ニンニク・唐辛子などの刺激の強い食品や脂肪の多い食品を食べすぎたりすると、胃酸の分泌が乱れて消化不良が起こりやすくなります。

また過労やストレスにより、自律神経のバランスが崩れると、胃腸の機能が低下して消化不良が起こります。

そのため、なかなか消化不良が治らない方は、歯並びだけでなく一度自身の生活習慣を見直してみましょう。

まとめ

歯並びの悪さは、健康的な生活における大きな障害になります。

十分な咀嚼はできませんし、それによって消化不良が起こり、体調が悪化することも考えられます。

またのような症状は、歯並びの悪さを改善しない限り継続します。

そのため、自身の歯並びに問題があるとわかっている方は、豊かな生活を送るためにも、歯科クリニックで矯正治療を受けることが望ましいです。

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