【広島市中区宝町の歯医者・矯正歯科】歯並びの悪さが頭痛につながるって本当?

歯並びが悪い場合、虫歯や歯周病を発症しやすくなるだけでなく、口臭や発音の悪化などさまざまなデメリットが生まれます。

また悪い歯並びを放置していると、慢性的な頭痛に悩まされることも考えられます。

今回は、歯並びの悪さが頭痛につながる仕組みについて解説します。

目次

歯並びの悪さが頭痛につながる5つの仕組み

原因不明の頭痛に悩まされているという方は、歯並びがそれを引き起こしている可能性があります。

また歯並びの悪さが頭痛につながる仕組みには、以下のことが考えられます。

・顎関節症
・血流の阻害
・虫歯
・歯ぎしり
・姿勢

各項目について詳しく説明します。

顎関節症

歯並びの悪さから来る顎関節症は、頭痛を引き起こす原因になります。

歯並びが悪い方は噛み合わせも悪くなり、全体的に均等に噛むことができず、左右どちらかに偏った噛み方になりがちです。

またこのような状況が続くと、咀嚼筋がアンバランスに働くようになり、顎の関節や筋肉にダメージを与えます。

最終的に顎関節症を発症し、頭痛を引き起こすことがあります。

ちなみに顎関節症を引き起こすと、痛みや開口障害、顔面骨格の歪みといったデメリットにもつながります。

血流の阻害

歯並びや噛み合わせが悪いと、血流が阻害されて頭痛を発症することもあります。

こちらは、噛み合わせの悪化に伴う筋肉のバランスの悪化が関係しています。

歯を噛み合わせるときに使用する筋肉は、実は頭を支える役割も担っています。

しかし噛み合わせが悪いとその筋肉のバランスが崩れ、偏った場所に筋肉の緊張が生じてしまいます。

これにより、頭部に血液が運ばれるのが阻害され、結果的に頭痛を引き起こすことが考えられます。

虫歯

歯並びが悪い方は虫歯の発症リスクが高く、そこから頭痛につながるケースもあります。

具体的には、歯並びが悪い部分に汚れが溜まりやすくなり、虫歯を発症して頭痛を引き起こすという仕組みです。

歯並びが悪い部分は、歯ブラシだけのブラッシングではなかなか汚れが落とせません。

このとき残った汚れやプラークは虫歯菌のエサとなり、虫歯を発症させる原因になります。

また虫歯が重度にまで進行し、神経に到達すると、歯の痛みだけでなく頭痛も引き起こしてしまいます。

歯ぎしり

日頃から歯ぎしりをしている方は、歯並びが悪化しやすいです。

なぜなら、歯ぎしりを慢性的に行っている場合、歯が擦り減って高さが変わってしまうからです。

そのため、前述の通り虫歯のリスクや頭痛のリスクが高まります。

また歯ぎしりは、顎や歯にかかる負担が大きい行動であるため、筋肉の緊張につながりやすいです。

こちらも前述したように、血流の阻害や頭痛につながる原因の一つです。

ちなみに歯ぎしりによる歯の擦り減りは、象牙質にまで到達すると途端に擦り減るスピードが速くなります。

歯の表面のエナメル質は硬いためゆっくり擦り減りますが、象牙質はエナメル質ほど硬くないため、すぐに摩耗してしまいます。

姿勢

普段の姿勢が良くない方も、歯並びの悪化や頭痛を引き起こしやすいです。

例えば猫背の方は、背中が丸くなることで下顎が安静位よりも前方にずれた状態になります。

こちらは常に上下の歯が当たっている状態であり、顎関節の負担増加や歯並びの悪化、頭痛につながる原因の一つです。

また猫背の方は、頭の重さがダイレクトに首や肩の筋肉にかかるため、緊張性頭痛や偏頭痛のリスクも高くなります。

ちなみに、首の後ろがしならず真っ直ぐになっている状態をストレートネックといいますが、こちらも歯並びの悪化や頭痛につながります。

通常首は頭を支えるためやや後ろに湾曲していますが、頭が前に出ている状態が続くとそれを支えるために筋肉の負担が増え、真っ直ぐになってしまいます。

さらに前かがみになることで下顎がずれ、歯や顎関節に余計な負荷がかかると、歯並びの崩れやそこから来る頭痛のリスクが高まります。

歯並びの悪さが原因の頭痛の特徴

現在自身が悩まされている頭痛がどこから来ているのか、自身で判断するのはなかなか難しいです。

歯並びの悪さから来ている頭痛に関しては、主に以下のような特徴を持っています。

・後頭部付近が痛い
・こめかみ付近が痛い
・偏頭痛
・前頭部付近が痛い

もちろん、上記に該当するからといって、必ずしも歯並びの悪さが原因とは限りません。

それでもある程度噛み合わせや姿勢の悪さ、歯ぎしりなどを自覚している方は、そこから頭痛につながっている可能性が高いと言えます。

また日常生活に支障をきたすほど強い痛みを抱えている方は、早急に歯並びを改善したり、歯並びを悪化させる原因を排除したりしなければいけません。

まとめ

歯並びが悪いことで明らかに健康被害が出ている場合、放置した状態で過ごすのはとても危険です。

また歯並びの悪さは、頭痛だけでなくより重篤な全身疾患につながる可能性もあるため、早急に歯科クリニックに相談しましょう。

歯科クリニックに相談すれば、患者さんに合った治療法や矯正方法などについて、アドバイスをもらうことができます。

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