【広島市中区宝町の歯医者で虫歯治療】虫歯治療を受けるのが困難な人とは?

1本でも虫歯がある場合、歯科クリニックで虫歯治療を受けなければいけません。

中程度にまで進行した虫歯は自然治癒しませんし、口内状況が悪いままだと、他にも虫歯を発症するのは時間の問題です。

しかし、中には虫歯治療を受けるのが困難な方もいます。

今回はこちらの特徴について解説します。

目次

虫歯治療を受けるのが困難な人の特徴7選

虫歯を発症している場合、すぐにでも治療を受けるのが望ましいですが、患者さんの状況次第では簡単に治療ができません。

具体的には、以下に該当する方は治療が難しくなります。

・口を大きく開けられない
・開口保持ができない
・筋肉の緊張が強い
・嘔吐反射が強い
・身体の不自由がある
・歯科恐怖症
・定期的に通院できない

各項目について詳しく説明します。

口を大きく開けられない

口を大きく開けられない方は、虫歯ができていても容易には治療が受けられなくなります。

1回の治療だけでも、口を大きく開けなければいけない場面は多々あるからです。

虫歯治療では、ある程度患部を削っては口をゆすぐという作業を繰り返します。

もちろん、歯を削るときは口内に専用の機器を入れるため、口を大きく開けなければ患部を目視しにくくなります。

またあまりにも口が開かないという場合は、医療ミスが起こるリスクも高まります。

開口保持ができない

開口保持ができない方も、虫歯治療を受けるのは難しくなります。

口を大きく開けられる方であっても、虫歯治療時はその状態をキープできなければ意味がありません。

前述の通り、ある程度治療を進める間は口を開け続けなければいけないため、すぐに閉じてしまうとなかなかスムーズには進みません。

ちなみに、開口障害がある場合は顎関節症を発症している可能性があるため、先にそちらの検査を受けることをおすすめします。

筋肉の緊張が強い

筋肉の緊張が強い方も、虫歯治療を受けるのが困難になる場合があります。

虫歯治療を行うにあたっては、必要な道具を適切な角度で口内に入れなければいけません。

またこのときには、頬粘膜や舌などを圧排する必要があります。

圧排とは、簡単にいうと引き離す作業をいいます。

しかし筋肉の緊張が強い場合、圧排がうまくいかず、道具が届かなかったり裂傷につながったりする可能性があります。

嘔吐反射が強い

嘔吐反射とは、口内に異物が入ったときに、すぐえづいてしまう現象のことをいいます。

虫歯治療は、言ってみれば常に口内に異物が入っている状態です。

そのため、嘔吐反射が強いと治療を継続するのは困難になります。

ちなみに嘔吐反射の原因には、生理的要因と心理的要因があります。

生理的要因は、単純に口内や喉の近くに異物感を覚えることです。

これに対し心理的要因は、過去の虫歯治療などにトラウマがあり、極度の恐怖や緊張を覚えるというものです。

身体の不自由がある

身体の不自由がある方も、通常の歯科治療を受けるのは難しくなる可能性があります。

ここでいう身体の不自由がある方とは、主に障害を持つ方を指しています。

このような方は体動が激しかったり、知能や精神機能に障害があったりする場合があり、そのまま虫歯治療を行うのは非常に危険です。

またこのようなケースの対策として、全身麻酔が用いられることもありますが、一般的な歯科クリニックで採用されることはまずありません。

歯科恐怖症

歯科恐怖症の方も、そのままの状態では虫歯治療を行うのが厳しくなります。

歯科恐怖症とは、歯科治療に関連した極度の不安や恐怖を指しています。

こちらは単なる不安感や心配を超え、歯科治療を完全に避けるような強烈な感情を伴います。

また歯科恐怖症の症状には、身体的症状や心理的症状、行動的症状があります。

身体的症状には、発汗や手の震え、心拍数の増加やめまいなどが該当します。

また心理的症状には、治療のことを考えるだけで不安になる、そもそも虫歯治療の予約が取れないといいったことが当てはまります。

さらに行動的症状には、虫歯治療の予約を遅延させたり、完全に避けたりといった行動などがあります。

定期的に通院できない

虫歯治療は、1度歯を削るだけで完了するわけではありません。

複数回治療を受け、患部に詰め物や被せ物などを装着してようやく完了します。

そのため、何度も定期的に歯科クリニックを訪れることができない方は、虫歯治療を完了させるのが難しくなります。

例えば遠方から通っている方や仕事が忙しい方などは、最後まで治療できないことが考えられます。

ちなみに治療期間中に引っ越しや転勤の可能性がある場合、途中で通院が困難になる可能性があるため、タイミングをずらすべきです。

まとめ

虫歯治療は、歯科医師や歯科衛生士による高い技術のもと、十分な安全性が確保されています。

しかしこちらの安全性を維持するためには、ある程度患者さんに協力してもらわなければいけません。

そのため、虫歯治療に適していない身体の症状などがある方は、まず一度歯科クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。

歯科医師は患者さんの状態に合わせて、適切な治療計画を立ててくれます。

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