【広島市中区宝町の歯医者・予防歯科】虫歯予防が期待できる食べ物の正しい摂取方法

虫歯を予防するためには、当然毎日ブラッシングをしなければいけませんが、日々摂取するものにも気を遣いたいところです。

また世の中には、虫歯予防に効果的な食べ物が存在しますが、それらも摂取の仕方を間違えると虫歯のリスクが高まることがあります。

今回は、虫歯予防が期待できる食べ物の正しい摂取方法を解説します。

目次

虫歯予防効果のある食べ物と正しい摂取方法5選

虫歯を正しく予防するためには、以下のような食べ物がおすすめです。

・ヨーグルト
・野菜
・果物
・チーズ
・ナッツ

これらの正しい摂取方法について詳しく説明します。

ヨーグルト

ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、虫歯や歯周病を予防する効果があります。

乳酸菌は善玉菌の一種であり、口内環境を改善して悪玉菌の繁殖を抑えてくれます。

ここでいう悪玉菌には、虫歯菌や歯周病菌も含まれています。

そのため、日々の食事にヨーグルトを採り入れることは大切ですが、砂糖が入ったヨーグルトはNGです。

予防歯科の一環として摂取するのであれば、無糖のヨーグルトでなければいけません。

またバナナとヨーグルトをあわせて食べる方も多いですが、こちらの食べ方もあまりおすすめできません。

バナナは低糖質の果物とは違い、デンプンが含まれています。

デンプンは、グルコースという糖が何万個にもつながった多糖類であり、歯に付着しやすいです。

このことから、バナナを口にすると口内が酸性に傾きやすく、虫歯のリスクを高めます。

ちなみにバナナ1本分の糖質量は、通常のサイズで食パン2枚分にも相当するとされています。

野菜

野菜の中には、虫歯予防に役立つものが数多く存在します。

例えばニンジンやゴボウ、レタスなどは線維質が多く、歯に付着したプラークを清掃してくれる働きがあります。

さらにセロリなど硬めの野菜は唾液の分泌量を増やし、小松菜などにはカルシウムも豊富に含まれています。

しかし、野菜が虫歯予防に効果を発揮するのは、あくまで形が残った状態で食べたときだけです。

野菜ジュースにしてしまうと、その効果が半減するどころか、虫歯のリスクが高まる可能性もあります。

野菜ジュースには、野菜100%の商品も多いですが、実はこちらは多少砂糖を加えて味を調えています。

野菜だけだと、どうしても青臭く飲みづらくなるからです。

また商品にもよりますが、野菜ジュースには平均でスティックシュガー1~5本分の糖質が含まれています。

そのため、摂取のし過ぎは禁物です。

果物

果物にも、虫歯予防に効果的なものが数多くあります。

例えばイチゴにはキシリトールが多く含まれていて、こちらは虫歯菌の働きを抑えてくれます。

その他リンゴは水分が多く、食物繊維も豊富に含まれているため、噛むことで歯を清掃する効果があります。

しかし、果物をそのままでは食べづらいからといって、ドライフルーツに変えるのは絶対にNGです。

ドライフルーツは糖分を多く含んでいる上に、食感がねっとりしているため歯に付きやすいです。

栄養価が高く、健康に良い食べ物であることは事実ですが、摂取する際は適量を意識し、ブラッシングなどのケアを忘れないようにしてください。

チーズ

あまり知られていないかもしれませんが、チーズは虫歯予防効果が高い食品です。

チーズを摂取することで口内がアルカリ性に変化し、歯に虫歯菌が付着しにくくなります。

またチーズに含まれるリン酸カルシウムなどのミネラルは、歯の再石灰化を促進してくれるため、虫歯になる前に歯が修復されます。

特にパルミジャーノ・レッジャーノやチェダーチーズなどハード系のチーズは、高い虫歯予防効果が期待できます。

しかし、チーズとワインをあわせてしまうと、虫歯予防効果が半減するため注意が必要です。

ワインは酸が強く、糖分も含まれているため、虫歯予防を意識するにおいては摂取しない方が良いものです。

ちなみにワインに含まれるポリフェノールは、歯の着色を招き口元の審美性を悪くしてしまう可能性もあります。

ナッツ

ナッツは炭水化物が少ないため、虫歯菌のエサになりにくいという特徴を持っています。

さらにカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富であり、歯のエナメル質を強化する効果があります。

特にアーモンドやカシューナッツなどのナッツは、これらの虫歯予防効果が高いです。

しかし、ナッツは一度虫歯になったタイミングでは摂取しないことをおすすめします。

なぜならナッツに含まれるフィチン酸という成分には、虫歯を治す際に必要なカルシウムやリンなどと結合し、これらの栄養素を吸収しにくくなる作用があるからです。

つまり摂取することで、虫歯が治りにくくなるということです。

まとめ

虫歯予防効果がある食べ物であるからといって、闇雲に摂取すれば良いというわけではありません。

摂取の方法やタイミングによっては、歯やその他の歯周組織にとって良くないものになる可能性もあります。

また虫歯予防に効く食べ物ばかり食べていても、当然ブラッシングがおろそかになると虫歯のリスクは高まります。

そのため、あくまでセルフケアがもっとも重要な虫歯予防だと考えておきましょう。

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