【広島市中区宝町の歯医者・審美歯科】オールセラミックの見た目が悪くなってしまう原因

オールセラミックにおける最大のメリットは、見た目が自然で美しいということです。

天然歯のような透明感や光沢、色調を持っているため、他の歯と調和した美しい仕上がりが期待できます。

しかし、場合によっては見た目が悪くなってしまうこともあります。

今回はこちらの主な原因について解説します。

目次

オールセラミックの見た目が悪くなる原因5選

問題なく使用していれば、オールセラミックはそこまで審美性を損なうことはありません。

しかし、以下のような原因により、装着当初より見た目が悪くなってしまうことがあります。

・二次虫歯
・歯茎の後退
・喫煙
・飲食物
・歯科医師の技術

各項目について詳しく説明します。

二次虫歯

二次虫歯を発症することにより、オールセラミックの見た目は悪くなってしまうことがあります。

こちらはオールセラミックというより、その周りの歯茎などの変色を指しています。

二次虫歯は、一度虫歯を治療した部分で再び虫歯を発症するというものです。

セラミック治療は、虫歯治療を行った後に行われるケースが多いため、二次虫歯が起こる可能性はあります。

またオールセラミックは保険診療の補綴物とは違い、歯との隙間から細菌が侵入しにくいため、比較的二次虫歯のリスクは低いです。

しかし、合着するためのセメントが劣化すると、隙間が大きくなって二次虫歯を発症しやすくなります。

その結果、オールセラミックの周囲の歯茎が変色し、オールセラミック自体も色が悪くなったように見えてしまいます。

歯茎の後退

歯茎が後退することも、オールセラミックの見た目が悪くなる原因の一つです。

歯茎が下がる原因は、主に歯周病や加齢です。

プラークに潜む歯周病菌は歯茎に炎症を引き起こし、歯を支える顎の骨を溶かします。

これにより、必然的に歯茎が下がったり、歯が長く見えたりすることにつながります。

また年齢を重ねると歯茎の弾性が低下し、張りがなくなることで歯茎が下がってしまいます。

歯茎が下がると、オールセラミックの審美性よりも歯茎に目が行ってしまい、メリットは半減します。

ちなみに、ゴシゴシと強い力で歯を磨くことでも、歯茎が擦り減って下がることがあります。

歯ブラシの毛先がすぐに開いたり、硬めの歯ブラシを使用していたりする方は、歯茎を傷つけている可能性が高いため、注意が必要です。

喫煙

普段タバコを吸っている方も、オールセラミックの見た目が悪くなる可能性が高いです。

オールセラミック自体は、喫煙によって変色する心配がありませんが、タバコのヤニなどの汚れが付着することがあります。

こちらはオールセラミックが変色したように見える原因の一つです。

またタバコの煙に含まれるニコチンやタールといった成分は、歯茎の血流を悪くする作用があります。

血流が悪化すれば、必然的に歯茎は紫っぽい色になります。

さらにタバコの有害物質は、身体が歯茎を保護しようとメラニン色素を生成する原因にもなります。

そのため、タバコを吸う量が多ければ多いほど、歯茎はメラニン色素によって黒っぽくなっていきます。

飲食物

オールセラミックは、食べ物や飲み物による着色が比較的少ないため、長期的に白さをキープしやすいです。

しかし、着色しやすいものを摂取する場合は話が別です。

例えば食べ物でいうと、カレーやトマトソースパスタといった色の濃い食べ物に注意が必要です。

また飲み物ではコーヒーや紅茶、赤ワインなどの色素が強いものを避けなければいけません。

これらを頻繁に摂取していると、たとえオールセラミックであっても少しずつ経年劣化が見られるようになります。

ちなみに着色による審美性の悪化を防ぐには、色の濃い飲食物を摂取した後、すぐにブラッシングをするのがおすすめです。

ブラッシングの時間やグッズがないときには、口内を水ですすぐだけでも構いません。

歯科医師の技術

オールセラミックの審美性には、施術を行う歯科医師の技術も大きく関わってきます。

なぜなら、単純に難易度の高い治療であるからです。

特に、前歯1本だけの色の違いをセラミックで修正する治療については、たとえ歯科医師であっても簡単には行えません。

もし技術がそれほど高くない歯科医師に施術を依頼してしまったら、見た目だけでなくフィット感にも問題が生じることがあります。

フィット感に問題のあるオールセラミックは、破損や欠損のリスクも高まるため、そのまま使い続けるのは非常に危険です。

そのため、オールセラミックの施術を受けるのであれば、実績が豊富な歯科クリニックを選ぶことをおすすめします。

まとめ

見た目の良さがセールスポイントにもかかわらず、見た目が悪化してしまうと、せっかくオールセラミックを選んだ意味がなくなってしまいます。

精度の高さや破損のしにくさなど、オールセラミックにはさまざまなメリットがありますが、せっかく装着するのであれば、やはり審美性の高さは残しておきたいところです。

そのため、施術を受ける歯科クリニック選びや、治療後のセルフケア・メンテナンスは欠かせません。

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