インプラント治療を受けようとする方の中には、治療を受けることに恥ずかしさを感じる方もいるでしょう。
またこのような方は、友人や職場の同僚などに知られることなく、ひっそりと歯を治したいと考えます。
今回は、インプラント治療を受けたことを知られたくない場合の対策について解説します。
インプラント治療を受けたことを知られたくないときの対策6選
誰にも気づかれずにインプラント治療を受けたいという方には、以下の対策が有効です。
・勤務地から近い歯科クリニックを避ける
・実績豊富な歯科クリニックを選ぶ
・仮歯の期間にはマスクをする
・治療費を現金で支払う
・自然な見た目の素材を選択する
・治療後のケアを徹底する
各項目について詳しく説明します。
勤務地から近い歯科クリニックを避ける
インプラント治療をばれずに受けるためには、まず勤務地から近い歯科クリニックは避けるのが無難です。
平日インプラント治療に通う場合、仕事が終わってその足で直接歯科クリニックに通いたいという方もいるでしょう。
しかし、通おうとしている歯科クリニックが勤務地から近すぎると、通院時に職場の同僚と出くわしてしまうことがあります。
特に職場の最寄り駅に近い歯科クリニックは、同僚の多くが駅を利用するため、避けなければいけません。
一方勤務地から遠く、なおかつ自宅の近くにある歯科クリニックであれば、通いやすさと見つかりにくさを両立することができます。
実績豊富な歯科クリニックを選ぶ
実績や経験が豊富な歯科クリニックを選ぶことも、インプラント治療をばれずに受けるための対策です。
インプラント治療を取り扱っている歯科クリニックは数多くありますが、その実績は各院によって異なります。
またインプラント治療は外科治療を伴うものであり、お世辞にも簡単な治療とは言えません。
そのため、どうしても歯科医師の技術によって仕上がりの差が生じます。
もちろん、実績や経験が豊富で優れた技術を持った歯科医師の方が、限りなく天然歯に近い見た目のインプラントに仕上げられます。
見た目が天然歯に近いということは、それだけインプラント治療を受けたことを周りに知られにくいということになります。
仮歯の期間にはマスクをする
インプラント治療を受けたことを知られたくない方は、仮歯を装着する期間にマスクを着用しましょう。
インプラント治療は、いきなり上部構造を装着するわけではありません。
最終的な歯を入れるまでの間、すぐに取り外しができるように、仮歯を入れるのが一般的です。
しかし、仮歯は上部構造と比べて、そこまで審美性を考慮されていません。
そのため、付けている部分が目立ってしまい、治療を受けていることがばれる可能性があります。
一方、仮歯の期間だけでもマスクをするようにすれば、外から仮歯が見えることはありません。
もしマスクをするのが難しいのであれば、なるべく口を大きく開けないように意識しましょう。
治療費を現金で支払う
意外な対策かもしれませんが、インプラント治療の費用は現金で支払う方が周りにばれにくいです。
こちらは主に、同居する家族に治療を受けたことを知られたくない場合の対策です。
例えばクレジットカードでインプラントの治療費を支払うと、自宅に支払い明細が届きます。
支払い明細の内容を確認されると、当然治療したことはばれてしまいます。
一方現金で支払う場合、急に支払い明細が届くことはないため、心配ありません。
ちなみに健康保険組合から年に1回、医療費のお知らせが届きますが、インプラント治療は保険適用外のため、こちらに支払いの有無は記載されていません。
自然な見た目の素材を選択する
インプラントの上部構造を選ぶ際は、なるべく自然な見た目の素材を選択しましょう。
そうすることで、治療を受けたことを知られにくくなります。
上部構造の素材には、主にセラミック素材のものが使用されますが、中でも審美性が高いのはオールセラミックです。
オールセラミックは、名前の通りセラミックだけでつくられていて、天然歯に限りなく近い見た目が特徴です。
一方、ハイブリッドセラミックや金属の上部構造は、オールセラミックよりも目立ちやすい傾向にあります。
治療後のケアを徹底する
治療を受けたことを知られたくない方は、治療がすべて完了した後も油断してはいけません。
インプラント治療後は、しっかりセルフケアを行い、歯科クリニックのメンテナンスにも定期的に通う必要があります。
そうしなければ、インプラント周囲炎を発症するからです。
またインプラント周囲炎を発症すると、歯肉の退縮や人工歯根の露出が起こり、明らかに人工歯であることがばれてしまいます。
まとめ
インプラント治療をばれずに受けたい方は、歯科クリニック選びや治療中の過ごし方、治療方法などを工夫するのが望ましいです。
ただしどれだけインプラント治療をばれずに行ったからといって、明らかに歯が少なかった方が治療を受けると、最終的にはばれる可能性が高いです。
そのため、最初から知られることはある程度覚悟しておいた方が良いでしょう。