【広島市中区宝町の歯医者で入れ歯治療】入れ歯の装着に向いていない人の特徴

入れ歯は歯を失った方のサポートアイテムとして、古くから多くの方に愛用されてきました。
近年は歯をカバーする治療が多様化していますが、それでも入れ歯を選ぶ方は決して少なくありません。
しかし、中には入れ歯の装着に向いていない方もいます。
今回はこのような方の特徴について解説します。

目次

入れ歯の装着に向いていない人の特徴6選

以下に該当する方は、入れ歯を使用するのには向いていないと言えます。

・噛む力が弱い
・顎の骨が痩せている
・神経質
・維持管理に不安がある
・見た目の不安がある
・発音の影響を懸念する

各項目について詳しく説明します。

噛む力が弱い

噛む力が元々弱い方は、入れ歯の装着にあまり向いていないと言えます。
なぜなら、ある程度噛む力がなければ入れ歯が安定しないからです。

入れ歯は歯がない方のサポートをするアイテムですが、装着した後はある程度上下を噛み合わせ、安定させる必要があります。
しかし、長い間歯を失ったままの方などは、顎の筋力が弱って咬合力も落ちることがあります。

このような状態で入れ歯を使い続けると、安定感を失って食事や発音がしにくくなりますし、口内でずれて破損するリスクも高まります。

顎の骨が痩せている

顎の骨が痩せている方も、入れ歯の装着は難しくなるケースが多いです。
こちらも噛む力が弱い場合と同じく、入れ歯が安定しにくいからです。

顎の骨が痩せているということは、骨が薄くなったり体積が減ってしまったりしていることを表しています。
また顎の骨が痩せる原因としては、歯周病や加齢などが挙げられます。

歯周病が進行すると、歯を支える顎の骨が溶けてしまい、痩せ細っていきます。
さらに年齢を重ねると、顎の骨が自然に吸収されていくことが多いです。

ちなみに顎の骨が痩せている方は、入れ歯だけでなく人工歯根を埋め込むインプラント治療を受けるのも困難です。
インプラント治療を受ける場合は、骨造成という骨の量を増やす外科治療を受けなければいけません。

神経質

神経質な方も、入れ歯の装着には向いていないと言えます。

入れ歯には自由診療のものと保険診療のものがあり、前者は使用感などもしっかり考慮してつくられているため、装着時の不快感は少ないです。
しかし神経質な方は、入れ歯のような異物が入ると強い嫌悪感を抱きます。
そのため、どれだけ品質の高い入れ歯であっても、なかなか慣れないことが考えられます。

入れ歯は装着し始めの頃の違和感に少しずつ慣れていかなければいけませんが、神経質な方は慣れるまでの過程に時間がかかります。
このことから、入れ歯よりも異物感の少ない治療法を選択すべきだと言えます。

維持管理に不安がある

入れ歯の維持管理に不安がある方は、最初から入れ歯を選ばないことをおすすめします。

入れ歯は常に装着して良いというわけではありません。
就寝時には取り外し、口内を休める必要があります。

また入れ歯を取り外した後は、しっかりと流水やブラシで汚れを落とし、洗浄液に浸けておかなければいけません。

さらに、少しでも入れ歯の装着感に違和感が出た場合には、歯科クリニックで調整してもらう必要があります。

入れ歯を長期間問題なく使用するには、これらの維持管理が必要不可欠ですが、サボってしまう可能性が高い方は要注意です。

見た目の不安がある

入れ歯の装着により、見た目が悪くなることに不安を抱いている方も、あまり使用はおすすめできません。

装着する入れ歯の種類によっては、歯の見た目が悪くなってしまう可能性があります。
例えば保険診療の部分入れ歯などは、金属のバネが外から見えてしまい、入れ歯だとバレやすくなります。

かといって、自由診療の入れ歯を作製するには、保険診療の入れ歯の何倍もの費用がかかることがあります。

そのため、審美性を重視する方は、インプラント治療などを選ぶ方が賢明だと言えます。

発音の影響を懸念する

発音が悪くなることを懸念する方も、入れ歯の装着には向いていないと言えます。

例えば入れ歯のサイズが大きすぎる場合、舌の動きが制限されて発音がしにくくなることがあります。
また大きい入れ歯は口内で動いてしまい、発音の安定感が失われることも考えられます。

もちろん、歯科クリニックで作製する入れ歯はオーダーメイドであるため、明らかに患者さんの口内に合っていないというケースは稀です。
しかし、長期間使用するにつれて少しずつ劣化し、サイズが変わってしまうということは十分にあり得ます。

そのため、人前で話す機会が多い仕事に就いている方などは、発音が安定しやすい他の治療を選ぶことも検討しましょう。

まとめ

入れ歯は歯がない方にとって非常にポピュラーな選択肢ですが、すべての方に向いているというわけではありません。
歯や顎の骨状態、患者さんの性格や要望によっては、インプラント治療やブリッジなどの方が向いていることもあります。
また自身にどの治療法が向いているのかについては、歯科医師に相談することである程度把握できます。
そのため、どの治療を受けるにせよ、まずはカウンセリングを受けることが大切です。

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