甘いものは虫歯菌の大好物であり、摂取する機会が多ければ多いほど虫歯のリスクは高まります。
しかし、甘いものが好きな方は、なかなか食べるのをやめられないことも多いです。
かといって、単純に我慢するだけでは体に毒であるため、今回は健康的に甘いものを控えるための方法を解説します。
甘いものを我慢する方法8選
甘いものを控えて虫歯を予防したい方は、以下の方法を実践してみましょう。
・血糖値を安定させる
・タンパク質と健康的な脂肪を摂る
・適度な運動を採り入れる
・ブラッシングをする
・水分をこまめに摂る
・健康的な代替品を用意する
・睡眠時間を確保する
・小分けにして食べる
各項目について詳しく説明します。
血糖値を安定させる
甘いものを我慢するには、まず血糖値を安定させることを考えましょう。
ケーキやチョコレートといった糖分を多く含む食品は、血糖値を急激に上昇させ、その後の急降下によって甘いものへの欲求を引き起こします。
つまり甘いものを食べれば食べるほど、さらに摂取量が多くなりやすいということです。
そのため、玄米や全粒粉パン、野菜などの低GI食品を選び、血糖値を安定させましょう。
ちなみに甘いものだけでなく、精製された炭水化物などについても、血糖値の乱高下を引き起こしやすいです。
タンパク質と健康的な脂肪を摂る
タンパク質と健康的な脂肪を摂ることも、甘いものを我慢するためには必要なことです。
食事にタンパク質と健康的な脂肪を十分に加えることで、満腹感が持続し、食後の血糖値の急上昇を抑えられます。
また満腹感が増すことにより、甘いものに手を出してしまうリスクも減らせます。
ちなみにタンパク質と健康的な脂肪は、卵やナッツ、アボカドなどから摂取することが可能です。
適度な運動を採り入れる
甘いものを少しでも控えたいというのであれば、日々の生活に適度な運動を採り入れることも大切です。
運動は、幸せホルモンであるセロトニンを分泌させます。
こちらは、甘いものを食べたときにも同様に分泌されるものであり、運動で代用することによって必然的に甘いものを我慢しやすくなります。
ただし、あまりに激しい運動は疲れが溜まりますし、かえって身体が甘いものを欲することにもつながります。
そのため、ウォーキングやジョギングなど、あくまで気分転換につながる程度の運動にしておきましょう。
ブラッシングをする
なかなか甘いものを我慢できないという方は、ブラッシングをすることも検討しましょう。
具体的には、食後すぐにブラッシングをすることにより、甘いものに手を出しにくくなります。
ブラッシングを行うことで口内がスッキリすると、それ以上何かを口にしたいという気持ちが薄れます。
水分をこまめに摂る
水分をこまめに摂ることも、甘いものを控えるためには大切なことです。
人は喉の渇きを空腹と勘違いすることがあります。
こちらは脳にある喉の渇きを感じる中枢と、空腹を感じる中枢が近くにあるからです。
そのため、甘いものが食べたくなった場合は、まずコップ1杯の水を飲んでみましょう。
こうすることで、本当に空腹なのか水分不足なのかを見分けられます。
水では味気ないという方は、砂糖不使用のハーブティーなどを飲むのも良いでしょう。
健康的な代替品を用意する
どうしても甘いものが食べたくなったときは、多少食べることも大切です。
しかし、このときは砂糖がふんだんに使用されたものではなく、健康的な代替品を摂取することをおすすめします。
例えばベリー類やプレーンヨーグルトなど、糖分が少なくても“デザートを食べている”という感覚になれるものはおすすめです。
睡眠時間を確保する
甘いものを我慢するためには、睡眠時間をなるべく確保することも重要です。
睡眠時間と食欲には、深い関係があります。
毎日2~3時間しか寝られていないというようなケースでは、食欲をコントロールするためのホルモンのバランスを崩し、甘いものへの欲求を高めてしまいます。
そのため、毎晩7~9時間の質の良い睡眠を心掛けましょう。
小分けにして食べる
少量であれば甘いものを食べても構いませんが、このときは虫歯を予防するために、小分けにして食べることをおすすめします。
具体的には少量を決まった時間に食べるようにすることで、食べすぎを防ぎ、口内環境の悪化も予防できます。
ただし、決まったタイミングで少量の甘いものを食べる場合でも、長時間ダラダラと食べていては意味がありません。
そのため少量をパッと食べて終わることができない方は、そもそも自宅や職場など、すぐ手が届くところに甘いお菓子を置かないのが賢明です。
まとめ
糖分補給は、健康維持のために必要なことではありますが、虫歯予防にとってはできる限り避けたい習慣です。
ケーキやチョコレートなど一般的な甘いものでなくても、健康を維持するための糖分補給は可能です。
また単純に食べないと決めて我慢し続けるのは難しいため、今回解説したようなさまざまな方法でなるべく摂取量を減らすことを心掛けましょう。
