【広島市中区宝町の歯医者で入れ歯治療】ノンクラスプデンチャーとはどういう入れ歯なのか?

初めて入れ歯を装着しようとする方は、その種類の多さに驚くでしょう。
入れ歯には保険診療のものと自由診療のものがあり、それぞれ多くの素材や形状が存在します。
今回は、入れ歯の一種であるノンクラスプデンチャーについて、どのような入れ歯なのか詳しく解説します。

目次

ノンクラスプデンチャーとは?

ノンクラスプデンチャーは金属のバネ(クラスプ)を使わず、歯茎の色に近い弾力性のある樹脂素材で固定する、目立ちにくい入れ歯です。

保険は適用される?

残念ながら、ノンクラスプデンチャーに健康保険は適用されず、自由診療となります。

金額については、歯科クリニックや製品の種類、歯の本数によって異なります。
多くの場合は12万円程度が目安となりますが、詳細は各歯科クリニックに確認してください。

どのような素材が使用される?

ノンクラスプデンチャーには、主にポリアミド系、ポリエステル系、ポリカーボネート系などの熱可塑性樹脂が使用されます。
熱可塑性樹脂は、加熱すると軟化・溶融して流動可能になり、冷却すると硬化する性質を持つプラスチックの一種です。

ノンクラスプデンチャーが向いている人は?

ノンクラスプデンチャーは、入れ歯の見た目を重視する方、金属アレルギーの方、ブリッジやインプラント以外の選択肢を考えている方に適しています。

誰でもノンクラスプデンチャーを適用できる?

症例によっては、ノンクラスプデンチャーが適用できない場合もあります。
特に広範囲の欠損や、強い力がかかる奥歯では、強度の問題から難しいことがあります。

ノンクラスプデンチャーの装着感は?

ノンクラスプデンチャーは薄く、軽い設計が可能なため、保険の入れ歯に比べて違和感や痛みが少ないとされています。
また金属バネがないため、非常に目立ちにくいのが最大の特長です。

ノンクラスプデンチャーは違和感なく噛める?

個人差はありますが、ノンクラスプデンチャーは弾力性があるため、慣れるまでに時間がかかる場合もあります。

ノンクラスプデンチャーの話しやすさは?

ノンクラスプデンチャーは違和感が少ない分、発音もしやすい傾向にありますが、完成後に調整が必要な場合もあります。

味を感じにくいことはある?

ノンクラスプデンチャーはプラスチック部分が薄いため、保険の入れ歯よりは味や温度を感じやすい傾向にあります。

寝るときは外すべき?

一部の例外を除き、一般的にノンクラスプデンチャーを含む入れ歯は、就寝時に外すことが推奨されています。
これは就寝時、口内を休める必要があるのと、入れ歯を洗浄しなければいけないからです。

ノンクラスプデンチャーの手入れ方法は?

ノンクラスプデンチャーを手入れする際は、柔らかいブラシを使い、研磨剤入りの歯磨き粉は避けてください。
また専用の入れ歯洗浄剤につけて保管することで、清潔さを保ち、乾燥を防げます。

ノンクラスプデンチャーは煮沸消毒できる?

ノンクラスプデンチャーを形成している熱可塑性樹脂は熱に弱いため、煮沸消毒はできません。
もし煮沸消毒してしまったら、変形して患者さんの口内に合わなくなる可能性があります。

ノンクラスプデンチャーの寿命はどれくらい?

ノンクラスプデンチャーの平均的な寿命は5年程度と言われていますが、使用状況や素材によって異なります。
また保険の入れ歯より、耐久性が劣る場合があります。

ノンクラスプデンチャーが割れることはある?

ノンクラスプデンチャーは弾力性がある一方で、金属より強度が劣るため、衝撃で割れるリスクがあります。

ノンクラスプデンチャーが破損したら修理できる?

ノンクラスプデンチャーの素材によっては修理が難しい、またはできない場合があります。
基本的に、破損時は新規作製になるケースが多いと考えておきましょう。

ノンクラスプデンチャーが緩くなったら調整できる?

ノンクラスプデンチャーの調整は可能ですが、素材の特性上、金属の入れ歯のように細かな調整が難しい場合もあります。
緩みが生じた場合は、すぐ歯科クリニックに相談してください。

ノンクラスプデンチャーとブリッジの違いは?

ブリッジは両隣の健康な歯を削る必要がありますが、ノンクラスプデンチャーは削る必要がありません。
この点が大きな違いだと言えます。

ノンクラスプデンチャーとインプラントはどちらが良い?

インプラントは外科手術が必要ですが、自分の歯に近い噛み心地が得られます。
一方ノンクラスプデンチャーは手術不要で、費用もインプラントより抑えられることが多いです。

そのため、一概にどちらの方が良いとは言えません。

まとめ

ここまで、ノンクラスプデンチャーという入れ歯について細かく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ノンクラスプデンチャーは、入れ歯の審美性を重視する方におすすめですが、自由診療のため作製にはある程度の費用がかかります。
またノンクラスプデンチャーを扱う歯科クリニックの場合、他にもさまざまな入れ歯が用意されていることが多いため、そちらも必ず確認しましょう。

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