【広島市中区宝町の歯医者・予防歯科】液体歯磨きとはどのようなものか?

一般的な歯磨き粉はペースト状であり、少量を歯ブラシの上に取って歯をブラッシングするためのものです。
また世の中には、ペースト上の歯磨き粉だけでなく、液体歯磨きというものもあります。
今回は、液体歯磨きがどういうものなのかについて、さまざまな視点から解説したいと思います。

目次

液体歯磨きとマウスウォッシュの違いは?

液体歯磨きは、歯磨き粉の代わりとして使用するオーラルケア製品であり、マウスウォッシュはブラッシング後の仕上げや外出時の口臭予防などに使用します。

また液体歯磨きの場合、使用時に必ずブラッシングが必要ですが、マウスウォッシュはブラッシングが必要ありません。

さらに使用のタイミングについても、液体歯磨きがブラッシング直前であるのに対し、マウスウォッシュはブラッシング後や食後が適しているとされています。

パッケージのどこを見れば見分けられる?

製品の裏面の“品名”や“販売名”欄に“液体歯磨き”または“マウスウォッシュ”と明記されています。
液体歯磨きかマウスウォッシュかどうかは、ここで簡単に見分けられます。

アルコール入りとのノンアルコールの違いは?

アルコール入りの液体歯磨きは爽快感が強く、ノンアルコールの液体歯磨きは低刺激でドライマウスの方や子どもに向いています。

液体歯磨きに含まれるCPCとは?

液体歯磨きに含まれるCPCは塩化セチルピリジニウムの略で、浮遊している原因菌を殺菌する効果があります。
また抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kや、血行を促進するビタミンEなど、歯周病予防成分が含まれている液体歯磨きもあります。

ホワイトニング効果のある液体歯磨きは存在する?

液体歯磨きの中には、ポリリン酸ナトリウムなど、ステインを浮かせて落とす成分配合の製品があります。
こちらはある程度のホワイトニング効果が期待できます。

液体歯磨きはどれくらいで買い換えるべき?

液体歯磨きの使用期限は未開封で3年が目安ですが、開封後は早めに使い切ることが推奨されます。

液体歯磨きはゆすぐだけで歯がキレイになる?

液体歯磨きは、口内をゆすぐだけで歯磨き粉の代わりになるものではありません。
液体歯磨きは20~30秒程度口に含み、成分をしっかり口中に行き渡らせた後、ブラッシングすることで汚れを落とします。

使った後に水でゆすぐ必要はある?

液体歯磨きを使用した後は、基本的に口をゆすぐ必要がありません。
有効成分が口に残ることで、効果が持続するからです。
ただし、気になる場合は軽くゆすいでも構いません。

ペースト状の歯磨き粉と併用しても良い?

液体歯磨きとペースト状の歯磨き粉について、併用することは不可能ではありません。
ただし、液体歯磨きだけでブラッシング効果が得られるよう設計されています。

液体歯磨きと電動歯ブラシを併用しても良い?

液体歯磨きの使用時は、手用の歯ブラシだけでなく、電動歯ブラシを使用してブラッシングをしても構いません。
液体歯磨きは研磨剤を含まないものが多いため、電動歯ブラシによる歯の削れすぎを防げます。

寝る前に液体歯磨きを使用するのは効果的?

就寝中は唾液が減り細菌が増えやすいため、寝る直前に液体歯磨きを使用し、殺菌することがもっとも効果的です。

朝起きてすぐ液体歯磨きを使うのには意味がある?

寝起きの口内は細菌が多いため、朝食前の液体歯磨きの使用は、口臭予防や細菌の嚥下防止に有効です。

液体歯磨きにフッ素は入っている?

液体歯磨きは歯磨き粉の代わりになるものですが、残念ながらフッ素が含まれていない製品も多いです。
そのため、フッ素入りジェル等との併用が推奨される場合があります。

液体歯磨きによる口臭予防効果はどれくらい続く?

殺菌成分が持続するタイプの液体歯磨きであれば、数時間は口臭予防効果を期待できます。
ただし、プラークや舌苔など根本的な原因の除去をしなければ、口臭が治るということはありません。

液体歯磨きは何歳から使える?

液体歯磨きは、子どもが自分で“ブクブクぺッ”が確実にできる概ね5〜6歳以上ようになってから、低刺激タイプを使用してください。

妊娠中に液体歯磨きを使用しても大丈夫?

妊娠中に液体歯磨きを使用すること自体は特に問題ありませんが、つわりで香りが気になる場合は無香料や低刺激を選んでください。

高齢の方は液体歯磨きを使用するメリットは?

高齢の方が液体歯磨きを使用するメリットとしては、水が少ない環境でも使いやすいということが挙げられます。

また高齢の方は誤嚥性肺炎のリスクが高まりますが、液体歯磨きはその原因となる口内細菌を効率的に抑制します。

まとめ

液体歯磨きにあまり馴染みがないという方もいるかもしれませんが、実際に使用してみると便利な点が非常に多くあります。
ただし、使用する際はマウスウォッシュと混合し、使い方を間違えないように注意しましょう。
また虫歯や歯周病、口臭などどのトラブルに特化しているかは、製品ごとに異なります。
そのため、事前に液体歯磨きに対して自身が求めていることを明確にしておくべきです。

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