喫煙について、あまり良い習慣ではないというイメージを持っている方は多いかと思います。
実際それは正しい認識であり、ありとあらゆる健康リスクが懸念されています。
また、喫煙は虫歯治療との相性が良くない習慣の一つにも数えられます。
今回は、虫歯治療と喫煙の関係性について詳しく解説します。
虫歯治療直後に喫煙しても良い?
原則として、喫煙は虫歯治療後、麻酔が切れるまでは控えてなければいけません。
麻酔が効いている間は感覚がなく、唇や頬を噛んだり、タバコの熱で火傷をしたりするおそれがあります。
理想的な禁煙期間は?
虫歯治療後少なくとも3日間、特に抜歯などの外科処置を伴う場合は、治療の前後数日の禁煙が強く推奨されます。
喫煙すると痛みは強くなる?
喫煙による血管収縮で血流が悪くなり、傷の治りが遅れるため、虫歯治療後の痛みが長引く原因になります。
喫煙によって詰め物が取れやすくなる?
喫煙による温度変化や化学物質が、虫歯治療後に装着した詰め物の接着に影響し、寿命を縮める可能性があります。
喫煙すると治療部位が感染しやすくなる?
喫煙による血流悪化により、白血球(免疫細胞)の活動が鈍り、虫歯治療後の細菌感染のリスクが高まります。
喫煙すると麻酔が効きにくくなる?
日常的な喫煙は肝臓の代謝機能に影響し、一部の麻酔薬の効きが悪くなる可能性が指摘されています。
そのため、虫歯治療時の痛みが強くなる可能性があります。
抜歯後に喫煙するとどうなる?
抜歯後すぐに喫煙すると、ドライソケットという抜歯した穴に蓋できず骨が露出し、激しく痛む状態になるリスクが大幅に上がります。
加熱式タバコなら吸っても良い?
虫歯治療直後は、アイコスなどの加熱式タバコも吸わないことをおすすめします。
加熱式タバコにもニコチンやタールが含まれているため、通常のタバコと同様に血管収縮や治癒不全を引き起こします。
電子タバコなら吸っても良い?
水蒸気を吸い込む電子タバコであっても、吸い込む際の吸引圧が抜歯部位の血餅を剥がしてしまうおそがあるため危険です。
インプラント治療後の喫煙は?
インプラント治療後の喫煙は、インプラントが骨と結合するのを妨げ、最悪の場合脱落するため、厳禁とされています。
親知らずを抜いた後はいつから喫煙できる?
親知らずを抜いた後の喫煙は、傷口が安定する1週間後からが目安ですが、歯科医師の指示に従ってください。
喫煙は出血が止まらない原因になる?
喫煙は一時的に血管を収縮させますが、その後リバウンドで血流が不安定になり、再出血を招くことがあります。
そのため、虫歯治療に伴う出血が止まらないリスクを高めます。
喫煙は虫歯の原因になる?
喫煙は唾液の分泌を抑え、口内の自浄作用を低下させるため虫歯が進みやすくなります。
そのため、虫歯治療を受けても二次虫歯のリスクが高まります。
喫煙者の虫歯は気付きにくい?
喫煙者の方は、ニコチンの血管収縮作用で歯茎の出血が抑えられ、歯周病や虫歯の炎症に気づくのが遅れる傾向があります。
子どもの前での喫煙による影響は?
子どもの前で喫煙すると、受動喫煙により、子どもの虫歯リスクが約2倍になるという研究報告があります。
ヤニ汚れは自分で除去できる?
タバコのヤニ汚れの除去については、市販の歯磨き粉では限界があり、無理に削ると歯を傷めます。
そのため、歯科クリニックでのクリーニングが必要です。
またせっかく虫歯治療を受けた歯も、ヤニ汚れがひどいと虫歯のように色が悪くなってしまいます。
歯周病と喫煙の関係は?
喫煙は虫歯だけでなく、歯周病との関係性も深いです。
喫煙は、歯周病を重症化させる最大の危険因子とされています。
喫煙で歯茎が黒ずむのはなぜ?
喫煙で歯茎が黒ずむのは、メラニン色素の沈着に加え、血管不全による血色の悪さが原因です。
喫煙で口臭もひどくなる?
喫煙により、タバコ特有の臭いと、細菌繁殖による揮発性硫黄化合物の発生が重なり、強い口臭となります。
歯科医師に喫煙を隠してもバレる?
口内の着色や歯茎の血管の状態から、専門医には喫煙しているかどうかがわかります。
正直に伝えた方が適切な処置を受けられます。
喫煙者の定期検診の頻度は?
喫煙している方は虫歯や歯周病のリスクが高いため、非喫煙者よりも頻繁な受診が推奨されます。
虫歯治療中にどうしても吸いたくなったら?
虫歯治療中にどうしても喫煙したくなった場合は、ニコチンパッチやガムの使用について禁煙外来の医師に相談してください。
歯科医師の喫煙率は?
歯科医師の喫煙率は一般成人より低く、10%を下回ると言われています。
専門知識があるほどリスクを避ける傾向にあります。
まとめ
虫歯治療と喫煙は相性が良くありませんし、喫煙は歯周病や口臭、インプラントの脱落などさまざまなトラブルを招きます。
そのため、少しでも虫歯や治療後のトラブルを遠ざけたいというのであれば、思い切って禁煙すべきだと言えます。
もちろん禁煙は簡単なことではありませんが、根気強く少しずつ本数を減らしていくことが大切です。

