風邪を引いたときなどは、ほとんどの方が病院に通ったりドラッグストアを訪れたりして、薬を手に入れようとするでしょう。
薬は大きく飲み薬と塗り薬に分かれますが、虫歯に効果的な飲み薬は存在するのでしょうか?
今回はこちらの点を始め、虫歯予防と飲み薬に関することについて解説します。
飲むだけで虫歯を予防できる薬はある?
現状国内で虫歯予防を唯一の目的とした内服薬(第1類〜第3類医薬品)は一般的ではありません。
特に中程度にまで進行し、歯に穴が開いてしまった虫歯については、必ず歯科クリニックで削る必要があります。
乳酸菌のサプリメントは虫歯予防効果がある?
L8020乳酸菌やロイテリ菌などが含まれるサプリメントは、虫歯菌の繁殖を抑え、口内環境を整える効果が実証されています。
フッ素の飲み薬はある?
海外ではフッ素錠剤を服用する地域もありますが、日本では過剰摂取のリスクを考慮し、フッ素洗口やフッ素塗布が主流です。
抗生物質を飲めば虫歯菌は全滅する?
抗生物質は細菌感染による腫れや痛みには効きますが、歯そのものを虫歯から守ることはできません。
もちろん、口内の虫歯菌を死滅させることも不可能です。
虫歯を溶かして治す薬はある?
虫歯の部分を溶かし、天然歯の健康な部分だけを残すような薬は、現時点では存在しません。
初期虫歯を再石灰化させるフッ素などはありますが、進行した穴を埋める薬はありません。
キシリトールは薬?
キシリトールは薬ではなく食品(甘味料)ですが、虫歯菌の活動を弱める働きがあり、キシリトールガムなどの活用が推奨されます。
サホライドとは?
サホライドは、歯に直接塗る虫歯の進行止めであり、塗った部分が黒くなるのが特徴です。
虫歯に効果のある薬ではありますが、飲み薬ではありません。
漢方薬で虫歯は予防できる?
漢方薬の中には、唾液の分泌を促すものはありますが、直接的に虫歯を防ぐものではありません。
重曹水でうがいをするのは効果的?
虫歯予防の民間療法として、重曹水を薬のように口の中に含み、うがいをするという方法があります。
こちらは口内を中性に保つ助けにはなりますが、歯を研磨しすぎるおそれがあるため注意が必要です。
飲み薬とブラッシングはどちらが大事?
虫歯予防に間接的な効果がある飲み薬よりも、圧倒的に大切なのは日々のブラッシングです。
薬やサプリメントは、あくまで虫歯予防の補助を行うに過ぎません。
フッ素を飲み込むのは危険?
フッ素洗口液を少量誤飲する程度であれば健康に問題はありませんが、意図的な大量摂取は避けてください。
子どもにフッ素配合のサプリメントを飲ませても良い?
フッ素サプリは虫歯予防に有効ですが、3歳未満への使用は安全性への懸念があるため非推奨となり、必ず歯科医師の指示のもと使用する必要があります。
うがい薬でも虫歯予防はできる?
殺菌成分(CHXやCPCなど)を含むうがい薬は虫歯予防に有効ですが、フッ素配合の洗口液がもっとも虫歯予防効果が高いとされます。
つまり、うがい薬にそこまで大きな期待はできないということです。
塗るタイプの薬はどう?
塗り薬についても、完全に虫歯を予防したり発症した部分を治療したりすることは難しいですが、高濃度フッ素ジェルなどは、自宅でできる強力な予防手段の一つです。
虫歯が痛いときに効く飲み薬は?
虫歯が痛むときは、歯科クリニックからロキソニンやボルタレンなどの鎮痛剤が処方されますが、これは予防ではなく消炎目的です。
つまり、痛みを取り除くための対症療法だということです。
妊娠中に飲める虫歯の予防薬はある?
妊娠中の場合、薬ではなく乳酸菌タブレットなどは基本的に安全ですが、服用前にかかりつけの歯科医師に相談しましょう。
ドライマウスの治療は虫歯予防につながりやすい?
唾液には再石灰化作用があるため、ドライマウスの方が服用する唾液を出す薬、保湿剤が虫歯予防につながる場合があります。
甘い飲み薬は虫歯の原因になる?
子ども用のシロップ剤には糖分が含まれていることが多く、服用後のケアを怠ると虫歯の原因になります。
海外の虫歯予防薬を購入しても大丈夫?
海外でのみ販売されているようなフッ素濃度が高すぎるものは、歯のフッ素症という歯が白濁する症状のリスクがあるため、おすすめしません。
歯を強くする飲み薬はある?
栄養素としてカルシウムやビタミンDの摂取は推奨されますが、短期間で劇的に歯を強くする飲み薬はありません。
虫歯予防サプリメントの副作用は?
乳酸菌などを含むサプリメントは食品に近いため稀ですが、体質に合わないとお腹がゆるくなることがあります。
まとめ
結論を言うと、虫歯を予防したい場合は飲み薬ではなく、ブラッシングや定期検診を徹底するしかないということになります。
地道な口内ケアが、一番虫歯予防効果を高めてくれます。
また虫歯を治すために飲み薬を活用するという考え方は、基本的にはないと考えておきましょう。
もちろん、こちらは虫歯と同じく細菌やプラークなどが原因で起こる歯周病にも同じことが言えます。

