【広島市中区宝町の歯医者・予防歯科】誤嚥性肺炎を防ぐメリットについて

誤嚥性肺炎は、食べ物や唾液が誤って気管に入り、細菌が肺に達して炎症を起こす疾患です。
嚥下機能が低下した高齢者の方に多く、日本の高齢者肺炎のおよそ7割以上が関係していて、こちらが原因で亡くなる方もよく見られます。
今回は、誤嚥性肺炎を防ぐことの主なメリットについて解説します。

目次

誤嚥性肺炎を防ぐメリット5選

誤嚥性肺炎は、丁寧なブラッシングを行うことである程度予防できます。
こちらの疾患を予防するメリットは、主に以下の通りです。

・食べる喜びの維持
・身体機能の安定
・入院の回避
・介護負担の大幅な減少
・経済的、社会的コストの抑制

各メリットについて詳しく説明します。

食べる喜びの維持

誤嚥性肺炎を予防するための中心的な取り組みは、口腔機能や嚥下(飲み込み)機能を維持することです。
自分の口で安全に食事ができる状態を保つことは、人間にとって最大の娯楽の一つである“食べる楽しみ”を守ることに他なりません。

また好きなものを美味しく食べられることは、脳への適度な刺激となり、認知機能の低下を抑制する効果も期待できます。

さらに、食は社会的なつながりの場でもあります。
誤嚥のリスクが低ければ、家族や友人と囲む食卓を気兼ねなく楽しむことができ、孤独感の解消や前向きな精神状態の維持に寄与します。

つまり食への意欲が続くことは、そのまま「明日も元気に過ごそう」という生きるエネルギーの源泉になるということです。

身体機能の安定

誤嚥をおそれて食事量が減ったり、極端な食事制限を行ったりすると、摂取エネルギーやタンパク質が不足し、低栄養状態に陥りやすくなります。
これが原因で筋肉量が減少する“サルコペニア”や、心身の活力が低下する“フレイル”が進行するという悪循環を招きます。

適切な予防と訓練によって、栄養価の高い食事をしっかりと摂取できる体づくりができれば、骨格筋の維持が可能になります。
これにより、歩行などの日常生活動作(ADL)が安定し、転倒や骨折のリスクも低減します。

また体力が維持されることで免疫力も向上し、肺炎以外の感染症や病気にかかりにくい、タフな身体基盤を築くことができるのが大きなメリットです。

入院の回避

高齢者の方にとって、誤嚥性肺炎による入院は心身に極めて大きなダメージを与えます。

一度入院すると、安静を強いられることで一気に筋力が衰え、認知症の症状が進行するケースが少なくありません。
肺炎は完治しても、以前のような生活には戻れない寝たきり状態への入り口となることが多いです。

あらかじめ予防を徹底して入院を回避できれば、住み慣れた自宅や施設での規則正しい生活リズムを壊さずに済みます。
夜間の良質な睡眠や日中の適度な活動という日常のサイクルを継続することは、心身の健康維持において何物にも代えがたい価値があります。

また不慣れな病院環境によって意識が混乱するリスクを避けられる点も、本人・家族双方にとっての安心材料だと言えます。

介護負担の大幅な減少

こちらは本人の問題ではありませんが、誤嚥性肺炎を発症すると、食事の介助や吸引、体位変換や通院・入院の付き添いなど、介護者の肉体的・精神的な負担は一気に跳ね上がります。
また常に「いつ誤嚥するかわからない」という不安を抱えながらのケアは、介護者の心を疲弊させます。

日頃からの口腔ケアや嚥下体操などを習慣化しておくことは、結果としてこうした重い介護負担を未然に防ぐことにつながります。
食事がスムーズに進めば介助の時間は短縮され、健康状態が安定していれば不測の事態に怯える必要も少なくなります。

また介護する側が時間的・精神的なゆとりを持つことで、本人に対してより優しく、丁寧なコミュニケーションを図れるようになり、良好な家族関係の維持にも寄与します。

経済的、社会的コストの抑制

個人レベルで見ると、誤嚥性肺炎による入院費用や、その後のリハビリ、介護サービスの追加利用に伴う経済的負担は決して小さくありません。
誤嚥性肺炎の予防に取り組むことで、これらの突発的で多額な支出を抑えることができます。

また社会全体の視点では、高齢者の死因の上位を占める肺炎の医療費を抑制することは、逼迫する医療・介護資源の保全につながります。
医療従事者や介護スタッフの手が致命的な急性疾患に集中できる環境を整えることは、地域全体のケアの質を底上げすることにも寄与します。

一人ひとりの予防努力が、結果として持続可能な医療・介護制度を支える一助となり、次世代へより良い社会環境を引き継ぐという間接的なメリットも生み出します。

まとめ

誤嚥性肺炎を防ぐことにより、本人だけでなくその介護をする家族などにもメリットが生まれます。
そのため、普段から可能な限りさまざまな予防法を採り入れ、実践するべきです。
具体的にはブラッシングで口内の細菌を減らしたり、食事の際に上体を起こしながらゆっくりと摂ったりすることが望ましいです。
さらに、「あいうえお」と口を大きく動かす嚥下体操についても、嚥下機能のトレーニングとして採用すべきです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次