虫歯を発症すれば治療しなければいけないことは、誰もが理解しています。
しかし患者さんの中には、「歯科クリニックに行きたくても行けない」という方が多いのも事実です。
また通院できない理由の一つに、「恥ずかしい」ということが挙げられます。
今回は、虫歯治療を恥ずかしいと感じてしまう理由を中心に解説します。
虫歯治療を恥ずかしいと感じる理由4選
虫歯治療を恥ずかしいと感じる主な理由は以下の通りです。
- 虫歯だらけの歯を見られたくない
- 口臭がひどい
- 銀歯がたくさんある
- 予算に不安がある
各項目について詳しく説明します。
虫歯だらけの歯を見られたくない
虫歯を何本も発症し、歯がボロボロになってしまっている方は、虫歯だらけの口内を診られたくないことから恥ずかしさを感じやすくなります。
歯がボロボロということは、これまでほとんど口内のケアをしていなかったことを表しているからです。
特にほとんどの虫歯が重度にまで進行し、歯の大多数が原形をとどめていない方などは、恥ずかしさを感じるのも無理はありません。
しかし、実際はそこまで恥ずかしがる必要はありません。
歯科医師は、あくまで仕事で患者さんの口内を診ているからです。
例えば親しい友人などにボロボロの歯を見せるのは、当然恥ずかしいでしょう。
こちらはあくまで友人として歯を見ているからであり、もちろん嫌悪感を抱かれることもあります。
一方、歯科医師はボロボロの歯に対しても嫌悪感を抱きませんし、むしろ「よく通院してくれた」という気持ちになるケースがほとんどです。
そのため、「恥ずかしい」とともに「怒られるのが怖い」と考えている方も、勇気を出して歯科クリニックに通院することをおすすめします。
口臭がひどい
ひどい口臭がある方も、歯科クリニックで虫歯治療を受けるのを恥ずかしいと感じやすくなります。
虫歯が進行すると、細菌が繁殖したり、歯の神経が腐敗したりといった理由で口臭が強くなります。
もちろん、虫歯の本数が多ければ多いほど、こちらの口臭は強烈になります。
また歯科クリニックで虫歯治療を受ける際は、診察台の上で大きく口を開けなければいけません。
歯科医師や歯科衛生士はマスクをしていますが、このとき口臭に気付かれる可能性は100%といっても過言ではありません。
しかし口臭についても、歯科医師は嫌悪感を抱かず治療してくれます。
虫歯があれば口臭が出るというのは、歯科医師にとって当たり前のことです。
そのため、あくまで症状の一環として捉えてくれるため、患者さんはそこまで気にする必要はありません。
銀歯がたくさんある
すでに治療した歯がたくさんある、つまり銀歯がたくさんある方も、虫歯治療を恥ずかしいと感じてしまいがちです。
なぜなら「また虫歯になったのかと思われるのが恥ずかしい」と思うからです。
一度銀歯を詰めた箇所であっても、その下の部分が虫歯になることはあります。
こちらは二次虫歯というもので、銀歯は安価な補綴物であるため、自由診療の補綴物よりも二次虫歯のリスクが高くなります。
また歯科医師は、当然銀歯の二次虫歯が起こりやすいことを理解しているため、また虫歯になっても驚いたり、怒ったりすることはありません。
しっかりブラッシングをしていても、二次虫歯ができてしまうケースは少なくないため、恥ずかしがらずに歯科クリニックで治療してもらうことをおすすめします。
予算に不安がある
予算に不安がある方も、虫歯治療を受ける際に恥ずかしいと感じがちです。
こちらは、治療費のことについて細かく質問してしまうからです。
虫歯治療を受ける患者さんにとって、費用は重要なポイントです。
しかし予算に不安がある場合、患者さんは「細かく聞きすぎて歯科医師に嫌な思いをされないか」「ケチだと思われないか」といった不安に駆られます。
ただし費用については、むしろ細かく質問しない方が珍しいと言っても過言ではありません。
治療費が高額になることは、すべての患者さんが避けたいことですし、歯科医師はその質問をされることに慣れています。
そのため、患者さんは恥ずかしがらず、納得のいくまで費用について質問しましょう。
ちなみに歯科クリニックでは、虫歯治療前にカウンセリングが実施されるのが一般的ですが、費用に関することはこのときに説明があります。
さらに虫歯治療費については、保険診療の場合そこまで高額になることはありません。
高くても1回数千円程度で収まるため、予算にそれほど余裕がない方でも受けられる可能性が高いです。
ただし複数本の虫歯がある場合は、通常の虫歯治療では対応できず、費用もある程度高くなることが予想されます。
まとめ
たくさんの歯を治療しなければいけない方、虫歯の症状が深刻化している方などは、どうしても虫歯治療を受けるのが恥ずかしいと感じやすくなります。
しかし、歯科医師はこれまで数多くの症例に対応しているため、重度の症状にも冷静に対処してくれます。
また患者さんの心理を理解しているため、不快な思いをさせないように言葉遣いなどにも注意してくれます。