葉物野菜は、主に歯の部分を食用とする野菜であり、基本的には緑色をしています。
これらの中には、日常的に食べられるものも多く、なおかつ虫歯予防効果が期待できるものもあります。
そのため、毎日の食事には積極的に採り入れるべきです。
今回は、虫歯予防効果のある葉物野菜の特徴を中心に解説します。
虫歯予防効果のある葉物野菜5選
以下の葉物野菜には、高い虫歯予防効果が期待できます。
・小松菜
・ほうれん草
・ケール
・キャベツ
・白菜
各項目について詳しく説明します。
小松菜
小松菜は代表的な葉物野菜の一つであり、虫歯予防につながるさまざまな栄養素が含まれています。
例えば小松菜に含まれる食物繊維は、よく噛むことで唾液の分泌を促し、歯の表面を清潔に保つ効果があります。
また歯の主要成分であり、虫歯に強い歯をつくるために欠かせないカルシウムも、小松菜には含まれています。
さらに歯の象牙質を形成し、虫歯に強い歯の基礎をつくるビタミンC、カルシウムの吸収をサポートするビタミンD、虫歯予防効果の高いフッ素も摂取できます。
ほうれん草
ほうれん草も葉物野菜として非常に一般的なものであり、虫歯予防を行うためにはぜひ摂取したいものの一つです。
ほうれん草には、小松菜にも含まれるカルシウムやビタミンC、食物繊維のほか、ビタミンAやキシリトールなども含まれています。
ビタミンAは、歯のエナメル質や象牙質の形成、強化に役立つ栄養素です。
またキシリトールは天然の糖アルコールで、虫歯予防効果が高いことで知られています。
ちなみに、ホウレンソウに含まれるシュウ酸という成分は、口の中がキシキシする原因になることがあります。
しかし、こちらは決して虫歯を引き起こすような現象ではありません。
ケール
ケールはアブラナ科の葉物野菜で、有名なところでは青汁の原料としてよく使用されています。
その栄養価の高さから、スーパーフードとして広く認知されています。
具体的にはビタミンCが豊富に含まれていて、こちらは歯茎の健康を保つのに役立ちます。
歯茎が健康であれば、虫歯の原因となる菌の増殖を抑えることができます。
またケールにはカルシウムも豊富であり、こちらはエナメル質を強化します。
エナメル質が強ければ、虫歯菌にも対抗しやすくなります。
キャベツ
キャベツは食物繊維を豊富に含み、唾液の分泌を促進する効果があるため、虫歯予防に役立ちます。
その他ビタミンCも含まれているため、虫歯だけでなく歯周病を予防する葉物野菜としても優秀です。
さらに、キャベツは直接清掃性食品としても知られています。
こちらは、食べることで直接歯の表面の汚れを落としてくれるというものであり、ニンジンやゴボウ、レタスなども同じような効果を持っています。
ちなみに、キャベツには硝酸塩という成分も含まれています。
硝酸塩は、植物がアミノ酸やタンパク質を合成するために必要な窒素化合物であり、土壌に存在し肥料としても使用されています。
野菜にも多く含まれていて、その一つがキャベツです。
また硝酸塩が唾液に含まれることにより、虫歯予防に役立つ可能性があります。
具体的には、唾液に含まれる硝酸塩が口内細菌によって亜硝酸塩という物質に変化することで、抗菌作用などを発揮するとされています。
白菜
白菜はビタミンCが豊富であり、虫歯菌に侵食されないための免疫力を高めてくれます。
さらにコラーゲンの生成を助ける働きもあるため、歯周病予防にも効果を発揮します。
また先ほど触れた硝酸塩についても、白菜には豊富に含まれています。
東北大学の研究では、18名から摂取したプラークに硝酸塩と亜硝酸塩を加えたところ、口内が酸性に傾くのを抑える効果があることがわかったそうです。
このことは、硝酸塩が虫歯予防に役立つ可能性を示しています。
葉物野菜の栄養素を逃がさないための工夫
虫歯予防として葉物野菜を摂取するときは、なるべく栄養素を逃がさないための工夫をしなければいけません。
まず生で食べられるものについては、生で食べるのが一番です。
野菜の持っている栄養素を外的要因で失うことなく、摂取できるからです。
葉物野菜の多くは、生のままでも食べられます。
また生で食べられないものや生野菜が苦手な方は、スープで食べるのをおすすめします。
水溶性ビタミンであるビタミンCやビタミンB1、B2は、水に流れやすいという特徴を持っています。
しかし、ゆで汁をスープに利用すれば、流出した栄養素もしっかり吸収できます。
さらにスープとして加熱することにより、野菜のボリュームが減り、多くの量を摂取できるようになります。
まとめ
虫歯予防の基礎として挙げられるのは、セルフケアと歯科クリニックでの定期検診、そして食生活の改善です。
また葉物野菜については、前述の通り虫歯予防につながるものが多々あるため、ぜひ摂取してください。
もちろん、葉物野菜だけでは補いきれない栄養素も存在します。
そのため、肉や魚など他の食品もバランス良く摂取し、さらに虫歯に強い口内環境をつくることが大切です。