虫歯を予防するにあたっては、毎日丁寧にブラッシングを行い、虫歯がなくても歯科クリニックに通って口内を診てもらうことが大切です。
また食事の仕方にも気を付ける必要があり、特にダラダラ食べには注意しなければいけません。
今回は、ダラダラ食べに関することについて、さまざまな角度から解説します。
ダラダラ食べが虫歯につながりやすいのはなぜ?
ダラダラ食べをしていると、口内が酸性の状態が続き、歯の再石灰化(修復)が追いつかなくなります。
その結果、虫歯のリスクが高まります。
ダラダラ食べで太りやすくなる理由は?
ダラダラ食べは虫歯だけでなく、肥満の原因にもなります。
こちらは常に血糖値が高い状態が続き、脂肪を蓄えるホルモンであるインスリンが分泌され続けるからです。
血糖値にはどのような影響がある?
ダラダラ食べを頻繁に行っていると血糖値が下がらず、糖尿病のリスクを高めたり、血管にダメージを与えたりします。
胃腸への負担はある?
ダラダラ食べをすると消化管が休まる時間がなくなるため、胃もたれや消化不良を引き起こしやすくなります。
肌荒れの原因になる?
ダラダラ食べは胃腸の疲れや、血糖値の急上昇による糖化(肌の焦げ)を引き起こし、肌トラブルを招きます。
ダラダラ食べで集中力が落ちるのはなぜ?
日頃ダラダラ食べの機会が多い方は、消化にエネルギーが使われ続け、脳への血流が不安定になり、集中力が低下する傾向にあります。
ダラダラ食べは睡眠の質に影響する?
寝る直前までダラダラとものを食べていると、寝ている間も内臓が働くため、眠りが浅くなります。
自律神経に関係がある?
ダラダラ食べによって常に消化モードが続くことで、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなります。
ダラダラ食べで味覚が鈍るって本当?
ダラダラ食べにより、常に味が口にあると、薄味で満足できなくなり、濃い味を好むようになります。
その結果、塩分や糖分などの摂取過多につながります。
ダラダラ食べは子どもの成長に悪影響を及ぼす?
子どもがダラダラ食べをしてしまい、食事のメリハリがなくなると、本来必要な栄養素を摂るべき主食が食べられなくなります。
例えばおやつをダラダラ食べてしまうと、ご飯を食べることができなくなり、健康的な成長に悪影響を及ぼします。
お腹が空いていないのにダラダラ食べをしてしまうのはなぜ?
お腹が空いていないのにダラダラ食べをしてしまうのは、暇つぶしや手持ち無沙汰、または脳が報酬を求める中毒性が原因です。
ストレスとダラダラ食べは関係がある?
ストレスとダラダラ食べは大いに関係があります。
食べることで、一時的にストレスを解消しようとすることをエモーショナル・イーティングといい、こちらはカロリーの過剰摂取やダラダラ食べにつながりやすいです。
偽の空腹感とは?
偽の空腹感とは、血糖値が急激に下がった時に、身体はエネルギー不足だと勘違いして空腹信号を出すことをいいます。
こちらが頻繁に起こると、ダラダラ食べを誘発することがあります。
なぜ夜になるとダラダラ食べをしやすくなる?
夜は一日の疲れによる自制心の低下や、孤独感、夜型の生活リズムが影響し、ダラダラ食べのリスクが高まるとされています。
生理前にダラダラ食べたくなるのはなぜ?
生理前はホルモンバランスの変化で血糖値が不安定になり、食欲を抑えるセロトニンが減少します。
そのため、多くのカロリーをダラダラと摂取しやすくなります。
デスクワーク中にダラダラ食べてしまう理由は?
デスクワーク中にお菓子などをダラダラ食べてしまいやすいのは、脳の疲労を糖分で補おうとしたり、仕事のストレスを紛らわせたりするからです。
テレビやスマホを観ながら食べるのは良くない?
テレビやスマホを観ながら食事をするのはながら食べといい、こちらはダラダラ食べと同じく良くない食べ方です。
ながら食べは満腹中枢が働きにくくなり、無意識に食べ過ぎてしまいます。
早食いの人はダラダラ食べをしやすい?
早食いで満腹感が得られないと、食後も何かを口にしたくなる傾向があります。
そのため、結果的に食事時間が長くなり、ダラダラ食べにつながります。
どうしても食べたいときに選ぶべき食べ物は?
どうしてもダラダラ食べがやめられないという場合、ガムや炭酸水、または歯ごたえのある昆布やナッツ(少量)がおすすめです。
ダラダラ食べを防ぐには?
ダラダラ食べを防ぐには、食事の間隔を3〜4時間は空け、胃の中を空にする時間を作りましょう。
またそのためには、目の届く場所に食べ物を置かない環境づくりがもっとも重要です。
まとめ
ダラダラ食べは、ハッキリ言って百害あって一利なしの行動です。
虫歯のリスクが高まるのは当然のこと、他にもさまざまな身体への悪影響を及ぼします。
またダラダラ食べの厄介なところは、あまり行っている自覚がないケースが存在することです。
そのため、これを機会に食生活を見直し、しっかり食事時間を決めて食べられているかどうかを再確認しましょう。

