【広島の歯医者】歯周病予防に効果的な食べ物や飲み物

歯周病予防の基本は、歯にプラークがつかないようにすることであり、毎日の歯磨きや定期的な歯石の除去が有効です。

また、それだけでなく、日々摂取する食品を工夫することでも、歯周病のリスクはある程度軽減されます。

ここからは、歯周病予防に効果的な食べ物や飲み物を中心に解説します。

目次

歯周病予防に効果的な食べ物、飲み物4選

以下のような食べ物、飲み物を積極的に摂取し、歯磨きなどの基本的な予防法も怠らないことで、歯周病を発症するリスクは低くなります。

・噛み応えのある野菜、果物
・免疫力を高める野菜、果物
・質の良い脂
・牛乳、緑茶

噛み応えのある野菜、果物

歯周病の予防には、殺菌や抗菌作用がある唾液を増やすことができる、噛み応えのある食品がおすすめです。

例えば、食物繊維が豊富に含まれている野菜や果物などは、積極的に毎日の食事に採り入れるべきだと言えます。

具体的には、キノコ類やニンジン、小松菜、キャベツ、じゃがいも、豆類、りんご、みかんなどの食品です。

これらの食品には、唾液を増やすことのほか、直接線維が歯の表面を清掃してくれる、清掃性食品としての役割もあります。

近年は、やわらかい食品を好む方が多いですが、唾液を増やして口内の清潔を保つためにも、噛み応えのある食品を選ぶようにしましょう。

免疫力を高める野菜、果物

免疫力を高めることは、細菌に感染しにくくするために必要な作業です。

また、口は外界から細菌やウイルスなどが入ってくる場所であるため、歯茎の免疫力はとても重要です。

そのため、免疫力を高める野菜や果物は、必ず摂取しなければいけません。

例えば、ピーマンやホウレンソウ、ブロッコリー、トマト、イチゴ、みかんといった食品は、身体の免疫バランスを整えたり、免疫力を高めたりする作用があります。

質の良い脂

質の良い脂は、身体の機能を健やかにし、歯周病予防にも効果を発揮してくれます。

具体的には、ナッツ類やゴマ、オリーブオイル、ベニバナ油、魚介類のドコサヘキサエン酸(DHA)やエンコサペンタエン酸(EPA)などは、意識して摂取することをおすすめします。

逆に、同じ脂であっても、ラードやベーコン、洋菓子やマーガリンなどからは、質の良い脂を摂取できないため、避けるのが無難です。

牛乳、緑茶

歯周病予防に効果的な飲み物としては、まず牛乳が挙げられます。

現代社会の日本人は、ほとんどの方がカルシウム不足と言われています。

カルシウムは、丈夫な身体をつくるために欠かせないため、牛乳だけでなく、チーズや小魚、高野豆腐、卵、切り干大根など、カルシウムが多く含まれる食品は積極的に摂取しましょう。

また、飲み物としては緑茶もおすすめです。

緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化作用、抗炎症作用があり、口内の環境をキレイにして、歯茎を強化してくれます。

そのため、日頃から飲むものを甘いジュースや炭酸飲料ではなく、緑茶に変えるだけでも、十分な歯周病対策になります。

避けた方が良い食べ物について

では、逆に避けた方が良い食べ物には、どのようなものが挙げられるのでしょうか?

以下のような食べ物は、あまり摂取すべきではありません。

・歯周病菌が増える食べ物
・炎症を促す食べ物
・免疫力を下げる食べ物

歯周病菌が増える食べ物

歯周病菌は、食べカスや磨き残しをエサにして繁殖します。

食べ物の中でも、歯にくっつきやすいものは、歯と歯茎の境目や歯と歯の間、歯のくぼみに停滞しやすいため、歯周病菌が繁殖しやすくなります。

また、これらの箇所は歯ブラシが届きにくく、磨き残しが発生しやすいです。

そのため、以下のような食べ物は、頻繁に摂取しないことをおすすめします。

・キャラメル
・クッキー
・チョコレート など

炎症を促す食べ物

細菌やウイルスが体内に侵入すると、感染から守るために炎症反応が起きます。

歯周病は、歯茎にこのような炎症を慢性的に起こしている状態であり、以下のような炎症を起こす食べ物を必要以上に摂取すると、抗炎症反応が機能せず、歯周病が悪化してしまう可能性があります。

・加工食品
・アルコール
・清涼飲料水 など

免疫力を下げる食べ物

身体の免疫力とは、有害な細菌やウイルスから身体を守る強さのことをいいます。

こちらが低下すると、口内の免疫システムが機能しにくくなり、歯周病菌が繁殖する可能性が高くなります。

また、それに加えて、喫煙やストレス、口内のブラッシング不足など、さまざまな要因が重なると、歯周病はより悪化してしまいます。

免疫力が低下する食べ物には、主に以下のようなものが挙げられます。

・ファストフード
・ポテトチップス
・アルコール など

まとめ

ここまで、歯周病予防に効果的な食べ物、飲み物を中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

口内のケアが万全であっても、歯や歯茎にとって良くないものばかり摂取していると、どうしても歯周病のリスクは高くなってしまいます。

そのため、真剣に予防をするのであれば、一度自身の食生活を見直し、野菜や果物など、歯周病の予防効果を持つ食品を採り入れましょう。

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