ホワイトニングが完了した後は、その白さを維持するために、メンテナンスを行わなければいけません。
また、こちらには歯科クリニックで行うプロフェッショナルケア、自宅で行うセルフケアの大きく2種類に分かれます。
ここからは、ホワイトニング後のメンテナンスにおける内容について解説します。
ホワイトニング後のプロフェッショナルケア3選
ホワイトニングを行った後、歯科クリニックで受けるプロフェッショナルケアには、主に以下のものが挙げられます。
・定期検診
・PMTC
・タッチアップ
定期検診
定期検診は、文字通り歯科クリニックで定期的に受ける口内の検診です。
2~3ヶ月に1度のペースで口内を全体的にチェックし、磨き残しや着色汚れがある場合は、必要に応じてクリーニングが行われます。
また、定期検診はホワイトニング後のメンテナンスとしてだけでなく、虫歯や歯周病の早期発見にもつながるため、特に気になることがなかったとしても、必ず受けなければいけません。
PMTC
PMTCは、プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニングの略で、ホワイトニングの効果を長持ちさせるために、専用の機械と歯磨き粉を使用して丁寧にクリーニングしていきます。
ホワイトニングで白くなった歯を長持ちさせるには、まず色素の再沈着、再侵入を防ぐことが大切です。
しかし、歯石や着色は、ブラッシング次第は2~3ヶ月もすれば付着してしまいます。
そのため、歯の内部の色戻りがしていなくても、表面に着色すれば白さは失われてしまうため、定期的にPMTCを受けるのが望ましいです。
タッチアップ
どうしても色戻りが起こるのがホワイトニング治療の難点ですが、効果が薄れ始めたタイミングでまたホワイトニングを追加すると、効果的に白さを維持することができます。
このように、ホワイトニング後にまた行うホワイトニングはタッチアップと呼ばれます。
通常、タッチアップの治療回数はオフィスホワイトニングの回数よりも少なく済み、効果が現れるまでの期間も早いです。
大体1回、2回程度の治療で、オフィスホワイトニング完了時と同等の白さを得られると考えて良いでしょう。
また、一度タッチアップを行うと、次回、次々回のタッチアップまでの間隔は徐々に延びていきます。
つまり、ホワイトニングの効果をより長く維持できるようになるということです。
ちなみに、タッチアップは、ホワイトニング治療を受ける前の歯の色に近づいてきたときに行うのがベストです。
ホワイトニング後のセルフケア3選
ホワイトニングの白さをキープするためには、自宅でのセルフケアも怠ってはいけません。
具体的には、以下のような方法で白さを維持します。
・食事に気を付ける
・ホワイトニング歯磨き粉を使用する
・タバコを減らす
食事に気を付ける
ホワイトニング後のセルフケアでは、着色性食品をできる限り避けなければいけません。
具体的には、赤ワインやコーヒー、紅茶などの飲み物、カレーライスやミートソース、キムチなどの食べ物です。
このような色の濃いものやタンニン、ポリフェノールを含む食品は、ホワイトニング後の後戻りを早めてしまうおそれがあります。
また、それ単体では着色しませんが、上記の着色性食品とあわせて摂取することで、着色作用を強化させる食品があり、こちらにも注意しなければいけません。
こちらは、着色補助食品と呼ばれるもので、炭酸飲料やアルコール、スポーツドリンクなどが該当します。
ホワイトニング歯磨き粉を使用する
ドラッグストアなどで販売されているホワイトニング歯磨き粉も、ホワイトニング後のセルフケアにはピッタリのアイテムです。
ホワイトニング歯磨き粉は、一般的な歯磨き粉に比べて、ステインを落とす効果を含む有効成分が配合されています。
そのため、使用することにより、黄ばみの原因となるステインを落とし、ホワイトニング完了時の歯の色を可能な限りキープします。
また、毎日ホワイトニング歯磨き粉でブラッシングをすることにより、徐々に汚れがつきにくくなり、着色予防も期待できます。
タバコを減らす
タバコの煙に含まれているヤニは、ホワイトニングを行った歯が黄ばむ原因になります。
また、それだけでなく、粘着性が強い性質から、食事や飲み物の着色汚れを定着させてしまいます。
特に、ホワイトニング直後は歯が色素を吸収しやすい状態になるため、喫煙は控えましょう。
ちなみに、喫煙はホワイトニングを行った歯の後戻りだけでなく、歯茎の黒ずみにもつながります。
こちらは、タバコを吸うことで血流の流れが悪くなることが主な原因であり、見た目を気にする方にとっては大きなデメリットです。
まとめ
ここまで、ホワイトニング後のプロフェッショナルケア、セルフケアの内容について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
ホワイトニングが完了した時点で理想の仕上がりになっていたとしても、そこからのメンテナンスが不十分だと、あっという間に歯の色は元に戻ってしまいます。
逆に、前述したようなメンテナンスを徹底すれば、長く自身が理想としていた色を楽しむことができます。