インビザラインは、マウスピース矯正のシェアNo.1ブランドです。
またアソアライナーは、厚みの違う3種類のマウスピースを使用して歯を動かす矯正方法です。
これらのマウスピース矯正にはいくつかの違いがありますが、中にはアソアライナーがインビザラインに勝っている点があります。
今回はこちらの点について解説します。
アソアライナーがインビザラインに勝っている点6選
以下の点については、インビザラインよりもアソアライナーの方が勝っていると言えます。
・費用
・装着時間
・矯正期間
・装置の仕上がりの早さ
・トラブルへの対応力
・調整のしやすさ
各項目について詳しく説明します。
費用
費用面については、インビザラインよりもアソアライナーの方が勝っています。
マウスピース矯正の費用は症例によって異なるため、簡単に比較するのは難しいですが、基本的にはアソアライナーの方がリーズナブルな価格で治療を受けられます。
費用相場については、アソアライナーが10~40万円程度、インビザラインが20~100万円程度です。
今すぐ高額な治療費を用意できない方であっても、アソアライナーであればすぐに始められる可能性があります。
装着時間
装着時間の短さについても、アソアライナーはインビザラインに勝っています。
マウスピース矯正では、基本的に食事とブラッシングの時間以外、マウスピースを装着しなければいけません。
また推奨されている装着時間は、インビザラインが1日20時間以上であるのに対し、アソアライナーは17時間以上です。
長時間装着しなければいけないことに変わりはありませんが、アソアライナーであれば1日7時間程度度は取り外しても問題ありません。
そのため、少し気持ちに余裕を持って矯正治療が受けられる可能性があります。
矯正期間
アソアライナーは、インビザラインよりも矯正期間が短いです。
こちらもアソアライナーが勝っている点だと言えます。
インビザラインの矯正期間は、1年半~3年程度です。
重度の症状に対応することが多いため、どうしても矯正期間は長くなりがちです。
一方、アソアライナーは早くて4ヶ月、長くても1年半程度で矯正治療を完了させられます。
くわずかに歯を動かす部分矯正などであれば、最短で完了する可能性が高いです。
装置の仕上がりの早さ
アソアライナーがインビザラインに勝っている点としては、装置が完成するまでの早さも挙げられます。
アソアライナーの装置が早く完成するのは、日本国内で作製されているからです。
装置がすぐに完成するということは、治療を思い立ってから、自身の理想とするタイミングで治療を開始できる可能性が高いということです。
一方、インビザラインのマウスピースはアメリカで製作されます。
さらにすべての装置をまとめて製作するため、どうしても仕上がりには時間がかかります。
トラブルへの対応力
アソアライナーは、インビザラインと比べてトラブルへの対応力が高いです。
具体的には、虫歯への対応力が高いという特徴があります。
矯正期間中、ブラッシングやマウスピースのケアをおろそかにしていると、虫歯を発症する可能性があります。
インビザラインの場合、矯正治療中に歯の形を変えることができないため、虫歯治療には制限がかかります。
その点、アソアライナーは虫歯治療で歯の形が変わったとしても、また新しいマウスピースを作製できるため、特に問題はありません。
調整のしやすさ
アソアライナーがインビザラインに勝っている点としては、調整のしやすさも挙げられます。
こちらは、矯正期間中に何度も型取りを行うことが理由です。
アソアライナーのマウスピースは、一度でまとめて作製せず、患者さん一人ひとりの状況に合わせて細かく調整することができます。
基本的には1ステップごとに患者さんの口内をチェックし、使用状況や仕上がりの希望を確認した上で、型取りを行って治療を始めていきます。
一方、インビザラインは最初に一度だけ型取りを行い、まとめてマウスピースを作製します。
こちらの方が通院の手間は少なくなりますし、効率的ではありますが、一度に作成することから細かい調整にはあまり向いていません。
アソアライナーは重度の症状への対応が難しい
アソアライナーはインビザラインよりリーズナブルであり、なおかつ治療の負担も少ないですが、こちらは重度の症状に対応しにくいことが大きく関係しています。
重度の叢生や出っ歯、受け口などに対応できない可能性があることから、必然的に費用は安くなり、装着時間や矯正期間も短くなりやすいということです。
まとめ
アソアライナーはインビザラインよりも適応症例が限定されていて、なおかつ実績や認知度も劣っています。
ただし、決してアソアライナーが低ランクのマウスピース矯正だというわけではありません。
インビザラインに勝っている点も多く、患者さんの経済状況や症例によっては、圧倒的にアソアライナーの方がおすすめのケースもあります。
そのため、まずは歯科クリニックでカウンセリングを受けるところから始めましょう。