歯科クリニックの自費診療には、主にインプラント治療やセラミック治療、矯正治療やホワイトニングなどが挙げられます。
また保険診療でも自身の悩みを解決できる場合、保険診療と自費診療、どちらを選ぶべきか悩む方もいるでしょう。
今回は、歯科クリニックの自費診療をおすすめする人の特徴を解説します。
歯科クリニックでの自費診療をおすすめする人の特徴6選
以下に該当する方は、保険診療か自費診療かで迷ったとき、自費診療を選択することをおすすめします。
・見た目の美しさを追求したい
・症状を再発させたくない
・オーダーメイドの治療がしたい
・効率的に治療したい
・歯科クリニックごとの費用を比較したい
・お金に余裕がある
各項目について詳しく説明します。
見た目の美しさを追求したい
歯科クリニックの自費診療は、歯や口元の美しさを追求したい方におすすめです。
なぜなら、審美性を重視した治療の多くは自費診療であるからです。
例えば、セラミック治療は虫歯治療を行った後の歯にセラミック素材を被せ、キレイな見た目を再現する治療です。
また歯を白くするホワイトニング、歯並びを整える矯正治療、失った歯の代わりに人工歯根を埋め込むインプラント治療など、これらはすべて審美性が重視されています。
一方保険診療の場合、治療法や使用できる素材に制限があり、どうしても審美性まで考慮できないことが多いです。
もちろん費用は自費診療の方が高額ですが、それに見合った美しさを手に入れたい方にとっては、決して無駄な出費ではありません。
症状を再発させたくない
一度歯科クリニックで治療した症状を再発させたくない方も、歯科クリニックの自費診療がおすすめです。
こちらは、自費診療の治療の精度が非常に高いことが理由です。
例えば保険診療の虫歯治療では、主に銀歯やレジンといった素材が使用されます。
これらは安価かつポピュラーな素材ですが、歯との隙間から細菌が侵入しやすく、虫歯治療後に二次虫歯が起こる可能性が高いです。
これに対しセラミック治療で使用するセラミック素材は、歯の表面がツルツルしている上に、歯との密着性に優れています。
そのため、簡単に歯の内部に細菌が入る心配がなく、一度治療した箇所で再び虫歯を引き起こすリスクも低いです。
オーダーメイドの治療がしたい
オーダーメイドの治療がしたいという方にも、歯科クリニックの自費診療はおすすめです。
患者さんの要望に応じて、オーダーメイドの治療ができるのも自費診療の魅力の一つです。
例えばセラミック治療やホワイトニングであれば、単純に歯をキレイにするだけでなく、患者さん好みの色や形に変更してもらうことも可能です。
また入れ歯を装着する方は、ノンクラスプデンチャーや金属床義歯など、自費診療の中でも自身に合った高品質のものを選ぶことができます。
効率的に治療したい
歯科クリニックの自費診療は、効率的に治療したいという方にもおすすめです。
なぜなら、自費診療は保険診療とは違い、1日でより多くの治療を行うことができるからです。
保険診療の場合、保険制度で定められた治療の点数を遵守しなければいけません。
そのため、例えば虫歯治療を1回の通院で終わらせるといったことはできないようになっています。
一方自由診療は1回の治療時間を長く取ったり、最新設備を導入したりして、1回の通院で集中的に治療できます。
普段仕事などで忙しい方にとって、こちらは大きなメリットです。
歯科クリニックごとの費用を比較したい
歯科クリニックごとの費用を比較したいという方にも、歯科クリニックの自費診療は向いています。
自費診療の場合、ある程度の相場は存在しますが、歯科クリニックによって提供する金額が異なります。
例えば歯科クリニックAでは10,000だった治療が、歯科クリニックBでは12,000円になるということも起こり得ます。
つまり、複数の歯科クリニックを比較しながら、もっとも相場に近いあるいはリーズナブルな歯科クリニックを選ぶことができるということです。
一方保険診療の場合、金額は一律であるため、どこの歯科クリニックで受けても同じ金額です。
お金に余裕がある
ある程度経済的な余裕があり、特に治療の金額は気にならないという方にも、当然自費診療はおすすめです。
歯科クリニックの自費診療は、医療費控除の対象になることで、後々所得税や住民税が減額されます。
そのため、実質安く受けられる可能性もあります。
しかし、医療費控除は後々税金優遇という形で得をする制度です。
最初から歯科治療費が安くなるわけではないため、ある程度お金に余裕がないと、一旦歯科クリニックに治療費を支払うことができません。
まとめ
歯科クリニックの自費診療は、できる限り見た目をキレイにしたい方や、自身の希望に近い治療を受けたい方に向いています。
また効率的に治療を受けたい方、複数院の費用を比較したい方なども、自費診療を検討すべきだと言えます。
ただし、やはり費用が安いのは保険診療であるため、経済的な余裕がない方はデンタルローンなどを利用しなければいけないこともあります。