【広島の歯医者】親御さん必見!小児歯科のよくある質問にお答えします

小児歯科は、名前の通りお子さんの歯を専門的に治療する歯科治療の一種です。

子を持つ親御さんの中には、「子どもの歯を健康な状態に保ちたい」「将来歯のことで苦しんでほしくない」といった思いから、小児歯科を受けさせようと考える方も多いかと思います。

今回は、そんな小児歯科のよくある質問にお答えします。

目次

小児歯科の目的は?

小児歯科の目的は、乳歯の健康を守り、永久歯への健全な生え変わりをサポートしていくことです。

また、食習慣や歯磨きの方法などのアドバイスを受けながら、親御さんも一緒にお子さんの口内の健康管理を進めていくことが重要です。

ちなみに、小児歯科と一般歯科とでは、治療内容はほぼ同じですが、小児歯科は乳歯から永久歯への生え変わり、将来的な成長を見据えていることから、虫歯予防のための治療を重視する傾向にあります。

小児歯科は何歳から何歳までが対象?

歯科クリニックによって、対象となる年齢には多少の違いがありますが、一般的には乳歯がすべて生え始める生後6ヶ月頃から、すべての歯が永久歯に生え変わる13~14歳頃までが、小児歯科の対象年齢とされています。

ただし、歯の生え変わりの時期には個人差があるため、上記の年齢を過ぎた後でも、小児歯科治療を受けることは可能です。

大人が通う一般歯科への移行時期は、それぞれのタイミングに任せられているというのが現状です。

小児歯科治療で親が注意すべきことは?

特にお子さんがまだ小さい場合、小児歯科治療を受けさせる親御さんは、注意しなければいけないことがたくさんあります。

まず、幼児の治療は、体調の良い午前中に受診することをおすすめします。

昼過ぎや夕方になると、疲れてきて機嫌が悪くなり、スムーズに治療を受けられない可能性があります。

また、「口の中を見てもらうだけ」などと嘘をついて歯科クリニックに連れてくるのは良くありません。

こちらは、かえって嫌がる原因になってしまいます。

その他、歯科クリニックの待合室では、なるべくお子さんをリラックスさせるように本を読んで聞かせたり、おもちゃで遊ばせたりすることも大切です。

小児歯科の麻酔は何歳から可能?

小児歯科に伴う麻酔は、0歳からでも使用可能です。

歯の治療に伴う局所麻酔は、アレルギーや特殊な全身の病気がない限り、身体に影響はありません。

麻酔を使用せず、治療を行うことにより、お子さんが治療に不快感や痛みを覚えると、トラウマになり、今後の治療に非協力的になってしまいます。

フッ素塗布は何歳から受けられる?

歯科クリニックで行われるフッ素塗布には、基本的に年齢制限がありません。

歯が生えていて、全身状態に大きな問題がなければ、何歳からでも受けることが可能です。

そもそもフッ素塗布は、歯科医師や歯科衛生士といったお口の専門家が施術するものであるため、お子さんに対しても安全性が保障されています。

フッ素塗布で中毒を起こすって本当?

フッ素は過剰な量を摂取することで、身体に悪影響を及ぼすことがあります。

例えば、フッ素を溶かした水を毎日摂取していると、慢性のフッ素中毒を発症する可能性があります。

また、高濃度のフッ素を大量に飲み込むと、急性のフッ素中毒を起こすことも考えられます。

しかし、こちらはあくまで、大量のフッ素を身体に摂り入れた場合に限ります。

歯科クリニックで行われるフッ素塗布は、歯の表面にフッ素入りのジェルを塗布するだけであるため、間違っても中毒を引き起こすようなことはありません。

シーラントは受けさせるべき?

小児歯科のシーラントは、歯の表面の歯質を強化するフッ素塗布とともに、よく小児歯科で行われている治療の1つです。

永久歯に生え変わったばかりの奥歯が虫歯にならないよう、奥歯の溝をフッ素成分配合のレジン素材で埋めることにより、食べカスや汚れが溝に入り込まないように防ぐことができます。

そのため、少しでもお子さんの歯の安全性を確保したいというのであれば、シーラントを受けさせることをおすすめします。

学校の歯科検診で問題なければ、通院する必要はない?

学校で行われる歯科検診は、集団でのスクリーニング検査です。

多くの子どもを対象に、短時間に可能な方法で、親御さんやお子さんが気付いていない虫歯や歯並びなどを識別することが目的です。

ただし、こちらの定期検診の実施回数は、年に1回もしくは2回しかありません。

また、急速に成長するお子さんの観察や、一人一人のお子さんに合った歯磨き指導など健康づくりの面からも、適切な環境下での診査や確実な診断が可能な歯科クリニックの定期検診は、あわせて受けるべきだと言えます。

まとめ

ここまで、子を持つ親御さんによくある、小児歯科の質問にお答えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

小児歯科治療を受けるのはお子さん本人ですが、その方針や治療法を最終的に決定するのは親御さんです。

そのため、親御さんに正しい知識がなければ、お子さんの歯を適切に保護したり、将来の歯並びをキレイにしたりすることができない可能性もあるため、注意してください。

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