【広島の歯医者】子どもの歯磨き粉における選び方について

子どもの歯の健康を守るにあたって、ブラッシングはもっとも意識しなければいけないセルフケアです。

また、親御さんは子どもの歯ブラシだけでなく、歯磨き粉選びにも気を遣わなければいけません。

ここからは、子どもの歯磨き粉における正しい選び方について解説したいと思います。

目次

子どもに使用すべき歯磨き粉の特徴6選

子どものブラッシングで使用すべき歯磨き粉は、以下のような特徴を持つ製品です。

・フッ素配合
・キシリトール配合
・研磨剤不使用
・飲み込んでも影響が少ない
・刺激が少ない
・子どもが好きな味

フッ素配合

フッ素は再石灰化を促し、初期虫歯を元の状態に戻したり、虫歯になりにくい強い歯をつくったりする成分です。

子どもの歯はやわらかくフッ素を取り込みやすいため、小さいときからフッ素入りの歯磨き粉を使用することは、大きな虫歯予防効果につながります。

また、フッ素の安全性について疑問を持つ親御さんもいるかと思いますが、その点については心配ありません。

フッ素はお茶や海産物などの食品にも含まれていて、日頃から摂取しているため、年齢に適したフッ素濃度を守って摂取すれば、身体に害は及びません。

ただし、1,000ppmを超える歯磨き粉は、6歳未満の子どもへの使用が禁止されているため、購入する際には必ずフッ素濃度を確認しましょう。

キシリトール配合

キシリトールは、主に白樺や樫といった樹木や植物を原材料とする、天然の甘味料です。

イチゴやカリフラワー、ラズベリー、ホウレンソウなどの野菜や果物にも含まれています。

キシリトールには、虫歯の原因となる酸をつくらせず、歯の再石灰化を促す働きがあります。

また、プラークを剥がしやすくするため、ブラッシングの効果アップも期待できます。

適切なブラッシングや前述したフッ素と合わせることで、虫歯予防効果をさらに高めてくれるため、子どもの歯磨き粉を選ぶ際は、こちらの成分が含まれているかどうかも確認しましょう。

研磨剤不使用

多くの歯磨き粉には、プラークを除去する効果のある研磨剤というものが含まれていますが、研磨剤は歯の表面を削ってしまう可能性があるため、特に子どものやわらかい歯には適さない場合があります。

そのため、子ども用の歯磨き粉で、研磨剤不使用もしくは含有量が少ないもの、無添加の製品を選ぶことにより、生え始めた歯を傷付けにくく、優しく健康に保つことができます。

ちなみに、子どもの歯の着色が気になる場合は、ホワイトニング効果のある大人用の歯磨き粉は避け、定期的に歯科クリニックで除去してもらうことをおすすめします。

飲み込んでも影響が少ない

子どもは大人と比べて、ブラッシングやうがいなどが上手ではありません。

また、このような子どもは、ブラッシングの途中に歯磨き粉の泡を飲み込んでしまうことがよくあります。

そのため、子どもの歯磨き粉を選ぶ際は、飲み込んでも影響が少ない安全な製品を選びましょう。

市販の子ども用歯磨き粉の中には、有害性が疑われる香料や着色料などの成分を配合したものも残念ながら存在しています。

逆に、このような成分を配合していないものや、身体に影響が少ない天然成分でつくられているもの、食品同様の安全性を確保した製品も多数販売されているため、使用するならこちらがおすすめです。

刺激が少ない

子どもの口内は敏感であるため、できるだけ刺激の少ない歯磨き粉を選ぶべきです。

大人用の歯磨き粉は、爽快感を得るために清涼剤などが含まれていることが多いです。

しかし、子どもは刺激に弱いため、清涼剤配合の歯磨き粉を使用すると、刺激を感じ、気分が悪くなったり、ブラッシングを嫌いになったりする可能性があります。

そのため、子どもの歯磨き粉を購入する際は、パッケージや製品の成分表を確認し、清涼剤が含まれていないかどうかを確認すべきです。

パッケージに“ミント味”などの表記がある場合、子どもが苦手なタイプの歯磨き粉である可能性が高いです。

子どもが好きな味

親御さんに多い子どものブラッシングに関する悩みとしては、「歯磨きを嫌がる」「歯磨きをさせてくれない」といったものが多いです。

このような悩みを解決するためには、先ほども触れたように、清涼剤不使用のもので、なおかつ子どもが好きな味の歯磨き粉を選びましょう。

子ども用の歯磨き粉には、イチゴやグレープ、ピーチ、ソーダなど、毎日のブラッシングが楽しみになるようなフレーバーが数多く存在します。

ブラッシングが嫌いな子どもの場合、親御さんが虫歯にしたくないからと、ブラッシングを無理強いするのは逆効果であるため、楽しい時間と思ってもらうためにも、このようなフレーバー付き歯磨き粉は効果的です。

まとめ

ここまで、子どもの歯磨き粉における正しい選び方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

ある程度成長した子どもは、自身でブラッシングを行いますが、ブラッシングの仕方を指導したり、子どもが磨きやすい環境を整えたりするのは、親御さんの役目です。

将来の子どもの歯を守るためにも、しっかり実践していきましょう。

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