ホームホワイトニングは自宅でマウスピースを使用して行うホワイトニングです。
オフィスホワイトニングのように、歯科クリニックで施術を受ける必要はありません。
そのため続けやすそうなイメージがありますが、実際はサボってしまう方も多いです。
今回は、ホームホワイトニングをサボってしまう理由を中心に解説します。
ホームホワイトニングの正しい方法
ホームホワイトニングは1回につき2時間以上マウスピースを装着します。
正しい方法での装着を継続することで有効な漂白効果が得られます。
またマウスピースに塗布する薬剤の量は、必ず適量にしなければいけません。
量を多くしても、マウスピースを歯にセットするとほとんど溢れてしまいます。
つまり、量を増やしても効果が出るまでの期間や白さは変わらないということです。
そしてマウスピースは強く噛みすぎてはいけません。
噛み締めすぎると破損の原因になります。
普段から歯ぎしりがある方はもちろん、ない方もリラックスして装着するのが大切です。
ホームホワイトニングをサボる原因5選
前述の通り行えば、ホームホワイトニングではしっかりと効果を実感できます。
しかしなかなか続かないという方が多いのも事実です。
ホームホワイトニングをサボってしまう主な原因は以下の通りです。
・誰にも見られていないから
・手間がかかるから
・効果が現れるまで時間がかかるから
・マウスピースに慣れない場合があるから
・何度も通院しなければいけないから
誰にも見られていないから
ホームホワイトニングをサボる理由としては、誰にも見ていないことが挙げられます。
オフィスホワイトニングの場合、治療はすべて歯科医師や歯科衛生士が行います。
一方、ホームホワイトニングを行うのは患者さん自身です。
きちんと行ったことを確認する方も特にいません。
そのため、ついつい「今日はいいか」という判断をしてしまいがちです。
特に一人暮らしの方は指摘されることがないため注意が必要です。
手間がかかるから
手間がかかることも、オフィスホワイトニングをサボってしまう理由の一つです。
ホームホワイトニングを行う際は、まず歯ブラシやフロスで歯をキレイにします。
次にマウスピースに薬剤を塗布し、装着します。
そのまま2時間ほど経過したらマウスピースを外し、ブラッシングをします。
最後に、専用のトレーに入れてマウスピースを保管します。
1回の施術でもこれだけの手間がかかります。
よって「面倒くさい」と感じてしまう方も多いです。
効果が現れるまで時間がかかるから
ホームホワイトニングをサボる理由としては、効果がなかなか現れないこともあります。
ホームホワイトニングで使用する薬剤は、それほど濃度が高くありません。
よって歯を理想の白さにするまでには時間がかかります。
また歯の内部に浸透するよう、少しずつ薬剤を反応させます。
こちらも効果が出るまでに時間がかかる理由です。
市販のホワイトニング用品と比べるともちろん効果はあります。
ただし、患者さんの中にはなかなか効果が得られないと感じる方もいるでしょう。
こういった理由により「もうやりたくない」と投げ出してしまうことがあります。
ある程度継続したのに途中でやめてしまうのは、もっとも避けたいことです。
マウスピースに慣れない場合があるから
マウスピースに慣れず、ついホームホワイトニングをサボるというケースもあります。
ホームホワイトニングをしている間はマウスピースの装着が必要になります。
しかし、患者さんによっては嘔吐反射を起こすこともあります。
嘔吐反射とは、反射的に嘔吐する身体の作用のことをいいます。
喉の奥に異物が入ったときなどに起こります。
マウスピースはサイズも大きく、歯全体を覆うように装着します。
よって異物感が苦手な方は、ほぼ間違いなく嘔吐反射を引き起こします。
またなかなかマウスピースに慣れず嘔吐反射を繰り返す方は、装着が億劫になります。
結果的に、まだ完了していないにもかかわらず装着をサボってしまいます。
何度も通院しなければいけないから
何度も通院しなければいけないことも、ホームホワイトニングをサボる理由です。
ホームホワイトニングの施術自体は、自宅で患者さん自身が行います。
しかし、施術期間中1回も歯科クリニックに通わなくて良いわけではありません。
最初の通院で受け取れるのは、マウスピースと薬剤数週間分です。
薬剤が切れた後は、受け取るために歯科クリニックを訪れる必要があります。
もちろん施術期間が長ければ長いほど、歯科クリニックに通う回数も増えます。
そのため途中で通うのが面倒になり、サボってしまうことがあります。
まとめ
ここまで、ホームホワイトニングをサボってしまう理由を中心に解説しました。
「楽そうだから」という理由でホームホワイトニングを選択する方は多いです。
もちろん治療を自宅で行えるという意味では楽かもしれません。
しかし、ホームホワイトニングにも施術のルールはあります。
そのため最初からある程度辛抱し、継続する必要があるものと認識しておきましょう。
