日々のブラッシングに欠かせないアイテムの一つに、歯磨き粉が挙げられます。
歯磨き粉には膨大な種類があり、どれを選べば良いかわからないという方も少なくないでしょう。
そのようなときは、気になるものを順番に使用していくことをおすすめします。
今回は、歯磨き粉をいくつも比較することのメリットについて解説します。
歯磨き粉を比較することのメリット3選
歯磨き粉をいくつも比較することのメリットとしては、主に以下のことが挙げられます。
・より効果的なセルフケアができる
・刺激を避けられる
・リフレッシュ効果を得やすい
各メリットについて詳しく説明します。
より効果的なセルフケアができる
歯磨き粉をいくつも比較することで、より効果的なセルフケアにつながります。
こちらは、自身の症状や悩みに合ったものを選択できるからです。
歯磨き粉は口内環境を良くするためのものですが、各商品によって強みは異なります。
例えば虫歯予防に特化したものもあれば、歯周病予防や口臭予防に強みを持つものもあります。
1つの歯磨き粉だけ使用し続けていると、なかなか自身にピッタリの歯磨き粉にはたどり着けません。
一方、いくつかの商品を順番に使用していくことで、ピッタリの商品に出会える可能性は格段にアップします。
もちろんブラッシングという行為自体に虫歯や歯周病、口臭の改善効果があるため、こちらが無駄になるということはありません。
それでもプラスアルファの効果をより実感したいのであれば、いくつもの商品を比較し、最終的には自身に合ったものを使用すべきです。
刺激を避けられる
複数の歯磨き粉を比較することで、歯磨き粉に含まれた成分による刺激を避けられる可能性があります。
ここでいう成分とは、主に研磨剤のことを指しています。
研磨剤は、名前の通り歯を研磨する成分です。
いわば表面を削って汚れを落とすものであり、効果はありますが、歯にとってはあまり良い成分とは言えません。
エナメル質が削られて薄くなると、歯がしみやすくなり知覚過敏の原因になります。
またエナメル質に傷がつくと、その部分が汚れやすくなり、虫歯や着色のリスクが高くなります。
いくつも歯磨き粉を比較する場合、必然的に配合されている成分も比較することになります。
このとき、研磨剤と記載されている商品を避けることで、歯や歯茎が過度な刺激を受けることを避けられます。
リフレッシュ効果を得やすい
歯磨き粉をいくつも比較するということは、自然とブラッシングを継続することにつながります。
またブラッシングの継続には、リフレッシュ効果が期待できます。
ブラッシングは虫歯や歯周病を予防するだけでなく、自律神経に影響を与え、気持ちのリフレッシュにつながることがわかっています。
こちらは、デンタルケア商品の大手メーカーであるライオン株式会社が発表した研究結果です。
当研究では20~40代の成人を対象に、5分間ブラッシングをした場合の自律神経と心理状態に与える影響について、ブラッシング前後で比較を行っています。
その結果、ブラッシング後は自律神経活動を整え、ポジティブな心理状態へと変化させることから、心身のリフレッシュ効果があることが判明しました。
歯磨き粉を比較することのデメリットは?
一方、歯磨き粉をいくつも比較することのデメリットとしては、以下のことが挙げられます。
・慣れるまで時間がかかる
・歯磨き粉が余る可能性がある
・コストがかかる
各デメリットについて詳しく説明します。
慣れるまで時間がかかる
歯磨き粉を比較する場合、定期的に新しい歯磨き粉を使用することになります。
このとき新しい歯磨き粉の泡立ちや味、歯への摩擦感などに慣れるまで、ある程度時間がかかることがあります。
そのため、最初は歯磨き粉の使い心地が悪く、ブラッシングが苦痛な時間になることも考えられます。
歯磨き粉が余る可能性がある
歯磨き粉を比較するのは良いことですが、場合によっては歯磨き粉が余ってしまうことがあります。
なぜなら、自身の好みではない使用感、味の歯磨き粉に当たる可能性があるからです。
一度開封した歯磨き粉は、いつまでも保存できるわけではないため、使用しない場合は購入費用が無駄になってしまいます。
コストがかかる
歯磨き粉の比較には、コストもそれなりにかかります。
特に気になる歯磨き粉の中に高級なものがある場合、通常よりもコストはかかりやすくなります。
歯磨き粉の中には、1本1,000円を超える高級なものもあります。
これらはオーガニックであったり、高いデンタルケア効果が期待できたりするものが多いですが、継続して使用することになった場合は費用がかさむことを覚悟しましょう。
まとめ
歯磨き粉を選ぶにあたって、いきなり自身にピッタリのものに出会える可能性は低いです。
いくつか商品を比較することで、初めて使用感的にも効果的にも満足のいくものが手に入ります。
また商品を比較する際は、歯科クリニックで販売されているものも候補に入れるべきです。
これらの商品は、ドラッグストアなどで購入するものよりデンタルケア効果が高いものが多いです。