【広島市中区宝町の歯医者・予防歯科】大人にはできて子どもにはできない虫歯予防対策とは?

虫歯予防は、当然大人だけでなく子どもも行わなければいけません。
むしろ乳歯は脆いため、子どもの方が強く虫歯予防を意識する必要があります。
しかし虫歯予防に関しては、大人と子どもで可能な内容が変わってきます。
今回は、大人にはできて子どもにはできない虫歯予防対策について解説します。

目次

大人にはできて子どもにはできない虫歯予防対策4選

大人にはできるものの、子どもにはできない虫歯予防対策としては、主に以下のことが挙げられます。

・高濃度フッ素配合製品の活用
・デンタルフロスと歯間ブラシの使用
・プロフェッショナルケアへの投資
・食生活の自己管理

各項目について詳しく説明します。

高濃度フッ素配合製品の活用

大人が子どもと決定的に違う点は、薬機法で認められた最大濃度である1450ppmのフッ素配合歯磨き粉を安全かつ効果的に使いこなせる点です。

子ども特に6歳未満の場合は、フッ素の過剰摂取による歯のフッ素症のリスクを避けるため、濃度や使用量に厳格な制限があります。
しかし、嚥下機能が完成している大人は、この高濃度フッ素の恩恵を最大限に享受できます。

フッ素には再石灰化の促進や酸産生の抑制、歯質の強化という大きな役割があります。
大人の場合は特に、過去の治療痕や加齢により露出した歯の根元の虫歯を防ぐために、この高濃度フッ素が不可欠です。

具体的なテクニックとして、大人はイエテボリ法と呼ばれる、ゆすぎを最小限に留める高度なケアを自らの意思で実践できます。
これにより、口腔内にフッ素を高濃度で長時間留めることが可能になります。

また、就寝直前にフッ素ジェルを併用するなど、複数の薬剤を使い分ける判断も大人ならではです。

デンタルフロスと歯間ブラシの使用

“歯ブラシだけでは汚れの6割しか落ちない”という事実は、歯科の世界では常識ですが、これを高い精度で補完できるのが大人の技術力です。

子どもにとって、細いフロスを歯間に通し、ノコギリのように動かして歯肉を傷つけずに汚れを掻き出す作業は、指先の巧緻性が未発達なため極めて困難です。
一方大人は鏡を活用しながら、視覚と触覚を駆使して、全ての歯間にアプローチすることができます。

特に大人の虫歯は、隣り合う歯が接している隣接面から発生することが多く、ここを攻略できるかどうかが歯の寿命を左右します。

また大人は、自分の歯の隙間の大きさに合わせてフロスか歯間ブラシかを選択し、さらに歯間ブラシであれば部位ごとに適切なサイズを使い分けるという繊細な管理が可能です。
これは、自分自身の口腔内形状を客観的に把握する認知能力があって初めて成立する予防法です。

さらに大人は単に汚れを落とすだけでなく、フロスを通した際のひっかかりやニオイから、目に見えない初期虫歯や詰め物の不適合を早期に察知する自己診断機能も果たせます。

プロフェッショナルケアへの投資

子どもは保護者の判断と都合で歯科クリニックに通院しますが、大人は自らの経済力と健康への価値観に基づいて、予防歯科を選択し利用することができます。
これこそが、大人だけに許されたもっとも強力な虫歯予防の手段です。

歯科クリニックで行われるPMTCは、自分では絶対に落とせない細菌の塊を専用の器具と薬剤で物理的に破壊します。

また、大人は“悪くなってから行く”のではなく“悪くならないために行く”という予防投資の概念を理解できます。
これには3ヶ月〜半年に一度の定期検診だけでなく、自由診療を含めたより質の高い予防処置を自らの意思で選択することが含まれます。

さらに、大人は歯科衛生士からの専門的なアドバイスを対等な対話として受け取り、自分のライフスタイルに合わせてケアプランを修正していく柔軟性も持っています。

ちなみに経済的な自立は、古くなった詰め物や被せ物を、より二次虫歯になりにくいセラミックなどの素材にやり替えるといった構造的な予防も可能にします。

食生活の自己管理

虫歯は歯質や細菌、糖分や時間といった要素が重なった時に発生します。
子どもは食欲や嗜好を制御しきれず、与えられたお菓子を喜びますが、大人はこの時間と糖分の相関関係を論理的に理解し、食事のスケジュールを管理することができます。

例えばアメを長時間舐め続けない、デスクワーク中の微糖コーヒーをブラックに変える、ダラダラ食べを避けるといった行動変容は、大人のみが完結できる予防策です。

また外出先でブラッシングができない状況でも、大人はお茶や水で口をゆすぐ、キシリトール100%のガムを噛んで唾液を出すといった代替手段を即座に判断して実行できます。
会食や飲み会など、口腔環境が悪化しやすい社交の場においても、その後のリスクを最小限に抑えるためのリカバリー行動をセットで計画できます。

こうした誘惑への対処と環境への適応は、知識に基づいた理性的な自己管理能力を必要とする、極めて高度な大人向けの虫歯予防です。

まとめ

大人は子どもに比べて、全体的に高度な虫歯予防を実践できます。
その点では、子どもよりもかなり有利だと言えます。
しかし、高度な対策を実践できるにもかかわらず、実際はセルフケアを怠けてしまったり、定期検診を受けなかったりする方が多いのが現状です。
これまであまり意識していなかった方は、これを機に本格的な虫歯予防を始めてみてください。

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