【広島市中区宝町の歯医者・予防歯科】歯が真っ黒になる原因について

健康な歯は自然な白さをしていますが、何らかのトラブルが生じている場合は変色が見られます。
特に真っ黒になってしまった歯は、見た目が悪いだけでなく、さまざまなトラブルを抱えていることが考えられます。
今回は、歯が真っ黒になってしまう主な原因について解説します。

目次

歯が真っ黒になる原因4選

歯が真っ黒になる原因としては、主に以下のことが挙げられます。

・進行した虫歯による組織の壊死
・ブラックステイン
・神経の死滅による内側からの黒ずみ
・黒い歯石

各項目について詳しく説明します。

進行した虫歯による組織の壊死

歯が真っ黒に見える原因としてもっとも警戒すべきなのが、重度に進行した虫歯です。

虫歯は口内に潜むミュータンス菌などの細菌が、食べ物に含まれる糖分をエサにして酸を作り出し、歯の表面を溶かすことから始まります。
初期段階では歯の表面が白濁したり、茶色かったりしますが、さらに進行して歯の表面を保護しているエナメル質を完全に突き破ると、その下にある象牙質へと感染が広がります。

象牙質はエナメル質よりもやわらかく、酸に弱いため、虫歯の進行スピードは一気に加速します。
この段階で、象牙質に含まれるタンパク質が変性し、虫歯菌の出す毒素や汚れと混ざり合うことで、患部ははっきりと真っ黒に変色します。

特に奥歯の溝や歯と歯の間は、自分では見えにくい場所で大きな空洞が形成されていることが多く、その内部が暗い影のように黒く透けて見えるのが特徴です。

ブラックステイン

歯の表面全体や隙間に真っ黒なこびりつきが見られる場合、それは病気ではなく、飲食物や嗜好品によるステイン(着色汚れ)の蓄積である可能性が高いです。

歯の表面は薄い膜で覆われていますが、ここにコーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるポリフェノールやカテキン、赤ワインの色素などが結びつくことで、頑固な汚れへと変化します。
特に注意したいのが、放線菌など特定の細菌の影響で形成される“ブラックステイン”と呼ばれる現象です。

これは通常の茶渋とは異なり、歯の生え際に沿って点状や線状に真っ黒な模様として現れます。
ブラックステインは、唾液中の鉄分と細菌が反応して作られる黒い化合物が原因とされていて、非常に硬く、通常のブラッシングではまず落とすことができません。

また意外なことに、この菌が多い方は虫歯になりにくいという傾向も指摘されていますが、見た目の美しさを著しく損なうため、大きな悩みとなることが多いです。

神経の壊死による内側からの黒ずみ

他の歯は白いにもかかわらず、特定の一本の歯だけが全体的にグレーや黒っぽく変色している場合、それは歯の内部にある神経が死んでしまっているサインです。
専門用語ではこれを失活と呼びます。

神経が死ぬ原因は、深い虫歯だけではありません。
過去に転倒して強くぶつけたり、スポーツ中に衝撃を受けたりした経験があると、その時は異常がなくても数ヶ月~数年かけてじわじわと神経が死んでいくことがあります。

また歯の神経が死ぬと、歯に栄養を運んでいた毛細血管も機能しなくなります。
すると、血管の中にあった赤血球が分解され、ヘモグロビンに含まれる鉄成分などが象牙質の細い管の中に染み込んでいきます。
これが内側から透けて見えることで、歯全体が黒ずんで見えるようになるのです。
例えるなら、枯れ木が次第に黒ずんで脆くなっていく状態に似ています。

さらに神経が死んだ歯は非常に脆くなっていて、放置するとある日突然パカッと割れてしまうリスクもあります。

黒い歯石

歯と歯茎の境目に沿って、真っ黒な硬い塊が付着している場合、それは縁下歯石(えんかしせき)と呼ばれる非常に厄介なタイプの歯石です。

通常、私たちがよく目にする歯石は白や黄色っぽい色をしていますが、これは唾液中の成分とプラークが混ざってできたものです。
対して黒い歯石は、歯周ポケットの深い場所に形成されます。

黒くなる理由は、重度の歯周病によって出血した血液が混ざるからです。
血液中のヘモグロビンに含まれる鉄分が酸化し、歯石と結びつくことで、石のように硬く、真っ黒な色へと変化します。

この黒い歯石は、通常の白い歯石に比べて歯の根面に非常に強固にこびりついており、細菌の毒性も非常に強いのが特徴です。
まさに、歯周病が悪化している決定的な証拠と言えます。

さらに黒い歯石が溜まると、そこが細菌の住処となり、さらに炎症を引き起こして骨を溶かしていくという負の連鎖を止められなくなります。
その他、歯茎が下がって歯の根が露出した際に、この黒い歯石が見えると非常に不潔な印象を与えてしまいます。

まとめ

歯が真っ黒の状態の場合、決して放置していてはいけません。
単純に虫歯や歯周病が重症化している場合がありますし、外傷などが原因で黒くなった場合も、歯に問題があることに変わりはないからです。
もちろん歯がずっと黒いままだと、周りの印象が悪くなってしまうことにもつながるため、早急に歯科医師に相談してください。
歯の状態次第では、まだ改善の余地があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次