【広島市中区宝町の歯医者・小児歯科】子どもに言ってはいけない虫歯予防に関すること

子どもを持つ親御さんは、虫歯予防について指導したり、場合によっては歯科クリニックに連れて行ったりしなければいけません。
また子どもに対し虫歯予防に関する指導をするとき、親御さんが言ってはいけない言葉というものがいくつかあります。
今回は代表的な言葉について解説します。

目次

子どもに言ってはいけない虫歯予防に関すること4選

親御さんは、虫歯予防に関して以下のような言葉を子どもにかけてはいけません。

・痛くないから大丈夫
・早く磨いて
・お菓子を食べたら虫歯になるよ
・お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから泣かないで

各項目について詳しく説明します。

痛くないから大丈夫

こちらは歯科検診や治療を怖がる子どもを安心させようとして、つい口にする言葉ですが、実はもっとも避けるべきフレーズの一つです。

子どもは「痛くない」と言われるほど、「本当は痛いのではないか?」と本能的に警戒を強めてしまいます。
さらに実際の治療では機械の振動や水の冷たさ、口を大きく開け続ける不快感など、子どもにとっては痛みに等しい刺激が伴うことが多々あります。

少しでも痛みや不快感があった場合、子どもは「お母さん(お父さん)は嘘をついた」と強く感じ、親御さんや歯科医師への信頼を一気に失ってしまいます。
一度“嘘をつかれる場所”と認識されると、その後の通院は困難を極めます。

そのため「痛くない」と断言して安心させるのではなく、「今日はお口の中を洗ってもらうだけだよ」「もし怖くなったら手を挙げて教えてね」と、状況を誠実に伝えましょう。
その上で、子どもが自分でコントロールできる手段(手をつなぐ、合図を決める等)を提示することが、真の安心感につながります。

早く磨いて

親御さんは、忙しい時間帯につい子どものブラッシングを急かしてしまいがちです。
しかし、この言葉は“ブラッシングは面倒で、早く終わらせるべき作業である”というメッセージを伝えてしまいます。

親御さんが“片付けるべき仕事”として接していると、子どもも“適当に済ませればいいもの”と認識し、丁寧なブラッシングが身につきません。
また急いで仕上げ磨きをすると、ブラシが歯茎に当たって痛みを感じさせやすく、結果として“ブラッシング=痛い・怖い”という負の学習をさせてしまいます。

ブラッシングは、一生続く大切なセルフケアの基礎です。
「今日は奥歯のバイキンを一緒にやっつけよう」「1分間だけ、ママ(パパ)と一緒に集中して頑張ろう」など、親御さんも楽しんで取り組む姿勢を見せることが重要です。

時間が取れない時は、無理に全部を完璧にしようとせず、「今日はここだけピカピカにしようね」と、穏やかな雰囲気の中で完了させる工夫をしましょう。

お菓子を食べたら虫歯になるよ

お菓子(砂糖)を絶対的な悪として決めつける言葉は、食の楽しみを奪うだけでなく、子どもに隠し事をさせる原因になります。

子どもはお菓子が大好きです。
それを否定されると、こっそり食べたり食べたことを隠したりするようになり、かえって口腔ケアの目が届かなくなります。

虫歯の本当の原因はお菓子を食べること自体ではなく、食べた後のケア不足やダラダラと食べ続ける習慣です。
お菓子を禁止するのではなく、「お菓子を食べた後は、バイキンが元気にならないようにしっかり磨こうね」と、正しい食べ方とケアをセットで教えるべきです。

食を制限する言葉よりも、食後のケアを前向きに促す言葉を選ぶことで、子どもは“自分の身体は自分で守る”という意識を自然に持つようになります。

お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから泣かないで

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」「もう大きいんだから」という言葉は、子どもの自然な感情を否定し、無理な我慢を強いることになります。

歯科治療への恐怖や不安は、大人でも抱く正常な反応です。
それを「泣くな」と抑え込まれると、子どもは気持ちを分かってもらえない孤独感を感じ、ストレスがより深く蓄積されます。

泣くことは、子どもにとって恐怖を発散し、自分を守るための大切な手段です。
泣いていることを責めるのではなく、「怖いよね、でも一生懸命座っていられて偉いよ」「音が大きくてびっくりしたね」と、今の感情を一度丸ごと受け止めてあげましょう。
自分の気持ちに共感してもらえたと感じることで、子どもは安心し、次の一歩を踏み出す勇気を持つことができます。

小さな頑張りを具体的に認め、褒めることが、自己肯定感と克服する力につながります。

また泣きながらも治療や検査を乗り越えた子どもに対しては、食べ物以外のご褒美を上げることも忘れてはいけません。

まとめ

子どもの虫歯予防は、親御さんがその大半を担っていると言っても過言ではありません。
そのため、間違ったことを教えたり、不適切な言葉をかけたりすることは、子どもの歯の将来に大きく影響を及ぼします。
親御さんはしっかり子どもの立場になって考え、本人が高いモチベーションで虫歯予防に取り組めるような環境を整えてあげなければいけません。

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