虫歯を発症してしまった場合、早急に歯科クリニックに通院しなければいけません。
しかし、どれだけ最速で予約を取ったとしても、通院するまでの間はそのままの状態で食事を摂る必要があります。
今回は、虫歯を発症しているときでも食べやすいおすすめの肉料理をいくつか紹介します。
虫歯を発症しているときでも食べやすい肉料理4選
以下の肉料理については、虫歯を発症している場合でも比較的食べやすいです。
・豆腐入りフワフワ和風煮込みハンバーグ
・クタクタ野菜と鶏ひき肉の親子丼
・ホロホロ牛テールのコムタン風スープ
・豚ひき肉とカボチャの甘味噌そぼろ煮
各項目について詳しく説明します。
豆腐入りフワフワ和風煮込みハンバーグ
虫歯があるときは、肉の塊を噛み切る際の圧が神経に響き、激痛を走らせることがあります。
そこでおすすめなのが、ひき肉にたっぷりの豆腐を混ぜ込んだ豆腐ハンバーグです。
豆腐を混ぜることで肉の繊維が適度に分断され、驚くほど柔らかな質感になります。
歯科クリニックの食事ガイドでも、口腔内に炎症がある際の主菜として、このようなソフト食が推奨されています。
調理のポイントは、市販のひき肉をボウルに入れ、あらかじめ包丁でさらに細かく叩き直すことです。
豆腐の割合は、肉と同量かそれ以上に増やしても構いません。
つなぎのパン粉は、あらかじめ牛乳にしっかり浸してドロドロの状態にしておくと、肉と一体化して口当たりが滑らかになります。
焼き上がりには、醤油、みりん、だし汁に片栗粉で強めのとろみをつけた和風あんをたっぷりとかけてください。
このあんはお肉の表面をコーティングして喉越しを良くするだけでなく、小さな肉の粒が歯の隙間や虫歯の穴に入り込むのを防ぎ、食後の痛みを軽減してくれます。
クタクタ野菜と鶏ひき肉の親子丼
鶏の胸肉やもも肉の切り身は、健康な時には美味しいものですが、虫歯があるときは肉の繊維が非常に厄介です。
繊維が歯間に挟まると、それだけで圧迫による痛みを引き起こします。
そのため、鶏肉を使う場合は必ずひき肉を選び、卵でとじる親子煮にするのがベストです。
この料理は、噛む力が弱い高齢者や入れ歯の方にも推奨されるほど、口に優しいメニューです。
作り方は、まず鍋にだし汁、少量の醤油、みりんを合わせ、鶏ひき肉を入れます。
このとき、火にかける前に箸でよく混ぜておくと、肉がダマにならず細かく仕上がります。
具材には玉ねぎや長ねぎの白い部分を使い、これらが溶ける手前になるまでじっくりと弱火で煮込んでください。
最後に溶き卵を回し入れますが、完全に固めず、半熟のトロトロ状態で火を止めるのがコツです。
卵は良質なタンパク質を含み、歯の健康を支える栄養素も豊富です。
これを温かいご飯の上にかけて親子丼風にすれば、お米の水分と卵の滑らかさが合わさって、咀嚼の回数を劇的に減らすことができます。
注意点として、虫歯の炎症が強いときは熱さが刺激になります。
出来立てをすぐに頬張るのではなく、皿に取り分けて人肌程度まで少し冷ましてから食べるようにしましょう。
ホロホロ牛テールのコムタン風スープ
焼肉やステーキといった厚切り肉は、虫歯の天敵と言っても過言ではありません。
しかし、牛肉の旨味をどうしても味わいたいときは、スープ料理が最適です。
特に牛テールをじっくり煮込んだスープは、お肉自体がホロホロになるまで加熱されているため、噛む力をほとんど必要としません。
牛テールから溶け出したゼラチン質とコラーゲンは、口の中を優しく保護してくれるような感覚さえあります。
また、調理には圧力鍋を活用するのが一番の近道です。
牛テールを数時間煮込むことで、骨から肉が自然にポロリと外れる状態になります。
具材には大根、人参、ごぼうなどの根菜を細かく切って一緒に入れましょう。
これらの野菜も、指で潰せるほどクタクタに煮込むのが鉄則です。
味付けは、シンプルに塩と少量のニンニクで行うコムタン風がおすすめです。
赤い唐辛子を使った旨辛のテグタン風も魅力的ですが、虫歯の穴にスパイスが入り込むと激しい痛みを誘発する恐れがあるため、炎症がひどい時は控えてください。
さらに、食べる直前にキッチンバサミなどでテール肉を数ミリ単位まで細かく刻むと、より安全に飲み込むことができます。
豚ひき肉とカボチャの甘味噌そぼろ煮
豚肉には代謝を助け、疲労回復に役立つビタミンB1が豊富に含まれていますが、やはり切り身や細切れ肉は虫歯に響きます。
そこで活用したいのが、カボチャと組み合わせたそぼろ煮です。
カボチャは加熱すると非常に柔らかくなり、マッシュ状にすることもできるため、ひき肉と絡みやすく、口の中でバラバラになりにくいという大きな利点があります。
ひき肉が口の中で散らばると、虫歯の箇所に当たって痛みを感じやすいのですが、カボチャと合わせることでまとまりが生まれ、安全に飲み込めます。
調理の際は、まず豚ひき肉を少量の酒で炒めて臭みを消し、一口大よりさらに小さく切ったカボチャと一緒に、ひたひたの出汁で煮込みます。
隠し味に味噌を加えると、コクが出て少量でも満足感の高いおかずになります。
カボチャの自然な甘みは、痛みでイライラしがちな心を落ち着かせてくれます。
ただし砂糖やみりんを多用しすぎると、糖分が虫歯菌の餌になり、痛みを悪化させる可能性があるため注意が必要です。
カボチャが煮崩れるくらいまで加熱したら、最後に全体を軽くスプーンの背で潰して、ひき肉とカボチャを完全に一体化させてください。
このペースト状に近い状態が、虫歯にもっとも優しい形態です。
まとめ
虫歯治療は、その日のうちに受けることができれば一番良いですが、どうしてもスケジュール的に難しいこともあります。
そのようなケースでは、前述したようなできるだけ歯に優しい料理を食べ、患部に刺激を与えないようにしてください。
もちろん虫歯治療が長引く場合、治療期間中の食事としても、やわらかい肉料理は適しています。

