【広島の歯医者】子どもの矯正治療に関するよくある質問

歯並びや噛み合わせが良くない子を持つ親御さんの多くは、矯正治療を受けさせようと考えます。
子どもの将来のことを考えると、早めに矯正し、口元の見た目や機能を改善させた方が良いからです。
ここからは、子どもの矯正治療に関するよくある質問にお答えしたいと思います。

目次

指しゃぶりはどうやってやめさせる?

指しゃぶりは、4歳前後から少しずつやめる子どもが多いようです。

また、5歳以上になっても指しゃぶりを続けると、上下の前歯が噛み合わなくなるおそれがあるため、親御さんは、指しゃぶりをすると子どものためにならないことを伝え、自分でやめたいと思わせるのがポイントです。

無理にやめさせようとすると、精神的な弊害が起きる可能性があります。

何歳から矯正治療を始めるべき?

好ましい矯正治療の開始時期は、歯並びの問題の種類や重症度によって、大きく異なります。

受け口や顎の左右への偏位などでは、3歳頃から治療を開始したほうが良い場合もありますが、一般的に小児矯正治療の対象になる場合は、5~7歳頃に第一期治療を開始することが多いです。

一方、骨格的な問題がない場合や永久歯を抜歯する必要性がある場合などは、永久歯の生え揃う10歳~12歳くらいに治療を開始します。

矯正治療の期間は?

治療にかかる期間も、状態や年齢、難易度などによって異なります。

症例によっては、1年程度で矯正できるケースがありますが、凹凸の程度が重度であるなど、状態によっては2~3年を要する場合があります。
そして、その後後戻りしないように保定する期間も必要です。

また、成長発育に関連する治療(受け口や出っ歯など)の場合は、顎の成長をコントロールし、より良い顔貌や噛み合わせを得るために、7~8年を要するケースもありますので、じっくりと気長に取り組むことが大切です。

もちろん、ずっと装置をつけたままというわけではなく、途中で治療を休んで経過観察を行う時期もあるため、安心してください。

矯正治療の痛みはある?

個人差はありますが、子どもが装置をつけたとき、噛んだとき、または装置を調整したときには、痛みを感じたり、違和感と覚えたりすることがあります。
矯正治療は歯を動かすため、どうしても何らかの症状が出ます。

ただし、中には全く痛みや違和感はがない子もいます。

また、症状は、装置をつけたまたは調整をした当日の夜あるいは翌日の朝に出ることが多いです。
痛みや違和感は、3日くらいかけて1日ごとに緩和していき、子どもが矯正をやめるほど強い痛みになるケースは少ないです。

矯正治療の費用は?

子どもの矯正治療は、原則として健康保険が効かず、特殊な治療を除いて自費負担です。そのため、症状によりますが、一般的に総額50~130万円くらいの治療費がかかります。

このとき、クレジットカードなどの支払い方法に対応している歯科クリニックなどを選ぶことで、実質的な負担はある程度軽減されます。
歯科クリニックによっては、デンタルローンの利用に対応しているところもあります。

ちなみに、ここでいう特殊な治療とは、外科矯正手術を併用する顎変形症の歯列矯正治療等が該当し、こちらには健康保険が適応される場合があります。

第一期治療、第二期治療とは?

歯並びが悪くなる原因には、歯が並ぶスペースが確保できないほど顎が小さいことなどが挙げられます。
第一期治療は、そんな子どもの顎の成長をコントロールしながら、歯が並ぶスペースを確保する治療で、主に取り外しが可能な装置を使います。

また、第一期治療で歯が並ぶスペースを改善した後は、歯並びや噛み合わせを治療します。
こちらが第二期治療です。

歯が並ぶスペースがあっても、歯並びがガタガタだったり、歯の向きが横になっていたり、上下の咬みあわせがずれていたりする場合に、こちらの治療が必要になります。

装置については、は大人と同様のワイヤー、マウスピース型矯正装置などを使用します。

矯正治療をしたままスポーツや楽器はできる?

矯正治療を行っている最中でも、ある程度のスポーツや楽器の演奏はできますが、注意が必要な場合があります。

例えば、トランペットのように唇にマウスピースを押しつけるタイプの楽器は、歯の表側に矯正装置が着いていると、唇が当たって痛むことがあります。

また、スポーツは口元に相手の腕や足が当たることがある格闘技に注意が必要です。
その他、激しい接触を伴う可能性がある野球やラグビー、サッカーやバスケットボールなどの球技も、ケガのリスクは高くなります。

ちなみに、激しいスポーツ等を行う場合は、矯正装置をガードする歯科用マウスピースを使って対応できるケースもあります。

まとめ

ここまで、子どもの矯正治療に関するよくある質問にお答えしましたが、いかがでしたでしょうか?
矯正治療を始めさせるのであれば、親御さんは前述したポイントを必ず押さえておくべきです。
治療を受ける子どもにとっても、それをサポートする親御さんにとっても、想定通りスムーズに治療が進み、思い通りの効果が得られるに越したことはありません。

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