【広島市中区宝町の歯医者・矯正歯科】ワイヤー矯正中の正しいブラッシングについて

ワイヤー矯正は固定式の装置を用いる方法です。

そのため、わざわざ取り外してメンテナンスをしなくても良いですが、言い換えれば矯正装置をつけたまま食事もブラッシングもしなければいけないということになります。

今回は、ワイヤー矯正中の正しいブラッシングのポイントについて解説します。

目次

ワイヤー矯正中の正しいブラッシングのポイント6選

表側矯正や裏側矯正、ハーフリンガル矯正など、ワイヤー矯正にもさまざまな種類があります。

ただしどのタイプにも言えることは、以下のポイントを意識してブラッシングをしなければいけないということです。

・装置周辺を3つに分けて磨く
・小刻みに磨く
・力を入れすぎない
・補助グッズを使用する
・ブラッシングは1日3回にする
・鏡を見て磨く

各項目について詳しく説明します。

装置周辺を3つに分けて磨く

ワイヤー矯正中は、矯正装置の下部分に汚れが残りやすいため、その部分を重点的にブラッシングすることが大切です。

また歯ブラシを当てる際は、装置の上側と表面、下側の3つに分けて磨きましょう。

こうすることで、より磨き残しが出にくくなりますし、矯正装置や口内の清潔な状態を維持しやすくなります。

小刻みに磨く

ワイヤー矯正中のブラッシングでは、鉛筆を持つときのように歯ブラシを持つのがポイントです。

こちらはペングリップと呼ばれるもので、過度に力をかけずに済む、歯ブラシを小刻みに動かしやすくなるというメリットがあります。

また小刻みに磨くときの具体的な方法は、歯ブラシの毛先を歯の表面や歯と歯茎の境目に当て、1本1本を20回程度丁寧に磨きます。

力を入れすぎない

力を入れすぎないことも、ワイヤー矯正中のブラッシングにおけるポイントの一つです。

汚れを落とそうという意識が強すぎると、つい力を入れて動かしてしまう方も多いかと思います。

しかし力が強すぎると、逆に汚れが取れなくなってしまう可能性が高まります。

例えばホウキでホコリを掃くときも、力強く地面を擦っていてはキレイに取れません。

ワイヤー矯正中のブラッシングも同じように、軽い力で丁寧に磨くのがコツです。

補助グッズを使用する

ワイヤー矯正中のブラッシングでは、歯ブラシ以外にも補助グッズを使用することをおすすめします。

特におすすめなのは、矯正用歯ブラシやワンタフトブラシです。

矯正用歯ブラシは、通常の歯ブラシとは毛先の形状が異なり、矯正装置を磨くのに特化しています。

またワンタフトブラシは毛先が1列になっている歯ブラシで、通常の3列の歯ブラシでは磨きにくい部分に使用します。

ちなみに歯間ブラシやデンタルフロスなど、歯と歯の間の清掃がしやすい補助グッズもおすすめです。

ブラッシングは1日3回にする

ワイヤー矯正中のブラッシングは、1日3回行うのが理想的です。

食後に毎回ブラッシングをするのは大変ですが、歯と矯正装置との間にプラークや食べカスが溜まりやすく、通常よりも丁寧なケアが求められます。

またワイヤー矯正中は、普段よりも時間をかけてブラッシングをするように心掛けなければいけません。

鏡を見て磨く

鏡を見て磨くことも、ワイヤー矯正中のブラッシングではとても重要なことです。

鏡をチェックすることにより、磨き残しに気付きやすく、矯正期間中の虫歯や歯周病の発生を予防しやすくなります。

ワイヤー矯正中の歯磨き粉の使用について

ワイヤー矯正中のブラッシングでも、通常のブラッシングと同じように歯磨き粉を使用します。

ただし、泡立ちが良すぎると目視で歯の確認をする際、磨き残しが発生する可能性があります。

そのため、低発泡タイプの歯磨き粉を使用するのがおすすめです。

ワイヤー矯正中のブラッシングで歯が痛む場合は?

ワイヤー矯正中のブラッシングで歯が痛む場合は、とりあえずできるだけ軽い力で磨きましょう。

これまでと同じように磨いていると、歯の痛みが悪化するおそれがあります。

またブラッシングが困難なほど痛む場合は無理に歯ブラシで磨かず、デンタルフロスを使用する程度にとどめておき、歯科医師に相談してください。

ワイヤー矯正中の電動歯ブラシの使用について

普段電動歯ブラシでブラッシングをしている方は、ワイヤー矯正中でも使用できるのかどうか疑問に思っているかと思います。

結論からいうと、ワイヤー矯正中でも電動歯ブラシは使用可能です。

ただし振動が強すぎる電動歯ブラシは、使用すると矯正装置を傷つけてしまう可能性が高いです。

目安としては、1分間に1~3万回程度振動する電動歯ブラシであれば、使用しても問題ないと言えます。

まとめ

ワイヤー矯正中は、ワイヤーやブラケットが歯を覆っているため、普段よりもブラッシングの難易度は高くなります。

また食事の際、食べカスが詰まりやすくなるのもデメリットです。

それでも、磨き残しが起こらないように丁寧にケアし続けなければいけません。

もしワイヤー矯正中に口内トラブルが発生すると、矯正治療が中断され、スムーズに歯並びをキレイにできない可能性もあります。

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