【広島市中区宝町の歯医者・予防歯科】ブラッシング後のうがいのポイント

ブラッシングを行った後は、必ず口内の汚れや歯磨き粉をうがいによってキレイにしなければいけません。
またこのときのうがいは、ただ漠然と行わず、虫歯予防を意識しながら行うことが望ましいです。
今回は、具体的に押さえておきたいポイントについて解説します。

目次

ブラッシング後のうがいのポイント4選

ブラッシング後に行ううがいでは、以下のポイントを押さえておきましょう。

・水の量は大さじ1杯程度
・回数は1回だけ
・うがいの時間は5秒間
・吐き出した後の追い水は厳禁

各項目について詳しく説明します。

水の量は大さじ1杯程度

多くの人はコップにたっぷりと水を汲み、口の中が溢れるほどの水でうがいをしていますが、これは現代の予防歯科においては大きな間違いとされています。

ブラッシング後のうがいに必要な水の量は、わずか10mlから15ml程度、つまり大さじ1杯ほどが最適な基準です。
なぜこれほど少なくするべきかというと、水が多すぎると口の中に残るべきフッ素などの薬用有効成分が過剰に薄まり、そのまま胃へと洗い流されてしまうからです。

最初は「少なすぎて口全体をゆすげない」「物足りない」と感じるかもしれません。
しかしこのわずかな水量が、歯の表面に有効成分を留めるための重要な鍵になります。

歯磨き粉に含まれる成分は、口の中に残ってこそ初めてその効果を発揮します。
口の中に残った過剰な泡や大きな汚れを軽く動かしてまとめるだけであれば、大さじ1杯の水があれば物理的に十分事足ります。

回数は1回だけ

ガラガラ、ブクブクと何度も水を入れ替えて、口の中が完全にスッキリするまでうがいを繰り返す行為は、せっかくのブラッシングの効果を著しく低下させてしまいます。
そのため、ブラッシング後のうがいは1回だけに留めるのが鉄則です。

複数回うがいを繰り返してしまうと、歯の表面をコーティングし始めていたフッ素や殺菌成分が完全に消失してしまいます。
予防歯科ガイドラインでも、フッ化物配合歯磨剤の使用後は1回だけゆすぐ程度、または状況によっては吐き出すだけで留めるのがもっとも効果的であると明確に示されています。

何度もゆすいで口の中を完全にまっさらにしたいという気持ちはよく分かりますが、医療の観点からは、少し歯磨き粉の風味や清涼感が残っているくらいがベストな状態です。
1回だけのうがいに切り替えるだけで、翌朝の口内のネバつきが軽減されるなどの変化を実感できるようになります。

うがいの時間は5秒間

口に水を含んだ後、長い時間をかけて何度も右へ左へと往復させ、念入りにゆすぐ必要はありません。
うがいに費やす時間は、口全体に水が行き渡る程度の5秒間で十分に目的を果たせます。

クチュクチュと激しくまた長時間にわたってゆすぎ続けてしまうと、歯と歯の間や歯と歯肉の境目などの密着し始めていた有効成分が、水圧によって剥がれ落ちてしまいます。
5秒間という短い時間で、口の中の大きな食べカスや、役目を終えた過剰な泡をサッとひとまとめにして吐き出すようなイメージで行うのがコツです。

またうがいの時間を短縮することは、薬用成分を歯に残留させるだけでなく、口の粘膜を必要以上に水で洗浄しすぎて乾燥させてしまうのを防ぐというメリットにもつながります。
口の乾燥は口臭や細菌繁殖の原因にもなるため、5秒のクイックうがいは口腔環境全体の健康維持にも役立ちます。

吐き出した後の追い水は厳禁

うがいをせっかく1回で終わらせたとしても、その直後に無意識に行ってしまうNG行為があります。
それが、口の周りや唇に残った泡が気になって、もう一度水を口に含んでペッと吐き出したり、唇を水で洗うついでに口を軽くゆすいだりしてしまう“追い水”です。

この何気ない行動は、せっかく1回に抑えたうがいの努力をすべて水の泡にしてしまいます。
うがいを終えた後に口の周りや唇の汚れが気になる場合は、水で口をゆすぐのではなく、濡らしたティッシュや洗面台のタオルを使って優しく拭き取るようにしてください。

またうがいが終わった直後に「喉が渇いたから」といって、すぐにお茶や水をゴクゴクと飲んでしまうのも同様です。
飲み込んだ水分が歯の表面を通過する際、定着しかけていたフッ素を一緒に洗い流してしまう原因になります。

水分補給は歯磨きを開始する前にあらかじめ済ませておくか、ブラッシング後しばらく経ってから行うように生活リズムを意識して整えてみましょう。

もちろん、うがいの後に砂糖を含む清涼飲料水や、糖分を多く含むアルコール類などを口にするのも避けなければいけません。

まとめ

ここまで読んでいただいた方はお分かりの通り、ブラッシング後のうがいは、そこまで時間をかけて入念に行わなくて良いものです。
しっかり歯磨き粉の成分を残しつつ、なおかつある程度のスッキリ感を得ることができれば、それで充分です。
逆に、ブラッシングそのものについては、しっかり時間をかけて丁寧に行わなければいけません。
正しい磨き方については、歯科クリニックのブラッシング指導で学びましょう。

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