ホワイトニングを行うことで、自然な白い歯を手に入れることができます。
ただし、ホワイトニング直後の食事には注意が必要です。
今まで通り自由に食事をしていると、後戻りが起こる可能性があります。
特にコーヒーなど色の濃いものは注意が必要です。
今回は、ホワイトニング直後にコーヒーを飲む際のポイントを解説します。
ホワイトニング直後の食事制限について
ホワイトニング直後には食事制限があります。
水を飲むなど、歯に大きな影響を与えない飲食については問題ありません。
一方コーヒーなどの色の濃いものは避けることをおすすめします。
また食事制限の時間はホワイトニングの種類によって変わってきます。
一般的なのは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングです。
オフィスホワイトニングは歯科クリニックで光を照射する方法です。
これに対しホームホワイトニングは、自宅で専用のマウスピースを使って行います。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングの食事制限は以下の通りです。
・オフィスホワイトニング：施術後24～48時間
・ホームホワイトニング：施術後2～3時間
特にオフィスホワイトニングの場合、制限すべき時間が長くなります。
そのため毎日コーヒーを飲むという方は、何らかの対策が必要です。
ホワイトニング直後に着色しやすい理由
ホワイトニング直後に着色しやすい理由は、エナメル質が剥き出しになるからです。
エナメル質は歯の一番外側を覆っている、目に見える表面の硬い層です。
ホワイトニングでは専用の薬剤を使用し、黄ばみの原因である色素を除去します。
しかし施術の過程により、歯を覆っているペリクルという膜が剥がれます。
その結果エナメル質が剥き出しになり、着色しやすくなるという仕組みです。
ホワイトニング直後にコーヒーを飲む際のポイント
ホワイトニング直後にコーヒーを飲む場合には、以下のポイントを押さえるべきです。
・こまめに口をゆすぐ
・ストローを使用する
・ダラダラ飲まない
・唾液の分泌量を増やす
・コーティング成分のある歯磨き粉を使用する
こまめに口をゆすぐ
ホワイトニング直後にコーヒーを飲む場合、こまめに口をゆすぎましょう。
コーヒーが口内に長くとどまるほど着色のリスクは高まります。
よって水でのブクブクうがいをこまめに行うことが大切です。
もし自由にうがいができる環境であれば、コーヒーを飲むたびにゆすぐのがベストです。
またカフェでコーヒーを飲む際は、最初に出される水をあわせて飲むのもおすすめです。
こうすることで、うがいとほぼ同様の効果を得られます。
ストローを使用する
ホワイトニング直後にコーヒーを飲む場合、ストローを使用しましょう。
ストローで飲む場合、コーヒーはほとんど歯に触れることがありません。
前歯付近に触れることはありますが、そのまま飲むよりも影響はかなり少ないです。
ただし、ストローはアイスコーヒーのときしか使用できません。
ホットの場合は使用が難しいので注意してください。
ダラダラ飲まない
ホワイトニング直後にコーヒーを飲む際には、ダラダラ飲まないのも重要です。
前述の通り、コーヒーが口内にある時間が長いほど着色しやすくなります。
仮にストローで飲んでいたとしても、ダラダラ飲むと着色のリスクは高まります。
よってコーヒーを飲む際は、なるべく時間を決めて飲むようにしましょう。
特に仕事中や勉強中などに飲むと、ダラダラ飲みになりやすいです。
唾液の分泌量を増やす
ホワイトニング直後にコーヒーを飲む際には、唾液の分泌量を増やすのもポイントです。
口内が乾燥していると着色しやすくなります。
一方唾液には口内を潤し、食べカスや汚れを洗浄する作用があります。
そのため、なるべく分泌量が増えるような工夫をしましょう。
例えば砂糖が含まれていないガムを噛む方法はおすすめです。
キシリトールガムであれば、カルシウムと結合し歯質を強化することにもつながります。
ちなみに、友人などと話す機会を増やすのも効果的です。
会話をすると口周りの筋肉が動き、唾液腺が刺激されます。
コーティング成分のある歯磨き粉を使用する
ホワイトニング直後にコーヒーを飲んだ後は、うがいや歯磨きを行います。
歯磨きを行う際は、コーティング成分が含まれた製品を使用しましょう。
具体的には、ハイドロキシアパタイトなどの成分です。
ハイドロキシアパタイトは、歯のエナメル質を構成する主成分です。
こちらが含まれた歯磨き粉を使用すれば、歯の表面がコーティングできます。
よって、ホワイトニング直後でもコーヒーによる影響が軽減されます。
まとめ
ここまで、ホワイトニング直後にコーヒーを飲む際のポイントについて解説しました。
ホワイトニング直後の食事制限については、必ず医師からも説明があります。
しかしコーヒーを毎日飲んでいる方は、数時間でもなかなか我慢するのが難しいです。
こういった場合に、歯への影響を最大限に抑えられる方法を知っておくのは重要です。
もちろんコーヒーだけでなく、他の色が濃い食べ物や飲み物にも同じことが言えます。
